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フリーインストラクターにオンラインフィットネスを依頼する時「ここ」を気にしている

初めましての方、そうでない方、こんにちは。
ウェルネスドア合同会社の狩野です。

私は法人向けの「オンラインフィットネスサービス」を展開しており、事業柄「フリーランス」の「フィットネスインストラクター」に業務依頼を行う事が多いです。

フリーインストラクターの中には、自身のサービス販路の拡大、キャリアupの為に、法人案件に興味がある方も多いと思います。

実際に当社が、オンラインフィットネスサービスの講師としてどの様なインストラクターに依頼しているかをご紹介します。

本号では、指導経験や、資格、容姿や話し方など「能力・実力」以外の
「オンライン」ならではの部分を解説します。結論ですがpointは以下の通りです。

①機器・通信環境
➤配信端末、カメラ解像度、マイク音声、ネット環境(回線速度)

②配信「場所」
➤視聴者画面に映る「背景」

③配信システムの理解度
➤ZOOM / マイクロソフトTEAMS など

それでは個別に解説していきます。

①機器・通信環境

オンラインフィットネスを依頼する場合大きく分けて2パターンあります。
①配信機器、場所をこちらで用意するケース
②配信機器、場所の確保までお願いするケース

今回は②の場合についての解説となります。当社でのご依頼方法で最も多いケースです。

当然のことながら、「オンライン」ですので、配信用の端末とネット環境が必須となります。

端末は、PC、またはタブレット端末が理想的です。スマホでも配信は可能ですが、画面が小さくレッスンの中のご自身の動きや、参加者のリアクションが確認し難くあまりお勧めではありません。

また、PCやタブレット端末も、古いものだと付属のカメラやマイクの解像度や音質が悪く、サービスとしてのクオリティが低下します。5年以上前の端末をご利用の場合買い替えや、外付けのカメラやマイクの購入がお勧めです。

マイクは、ワイヤレスマイクを使用すると、端末マイクから離れた場所からインストラクションもクリアに聞こえるのでお勧めです。

次にネット環境に関してですが、配信場所、契約回線、wifiのレッスン時間帯の「通信速度」が十分に確保できているかが重要です。

zoomやteamsといったオンラインシステム使用時には最低でも1~5Mbpsが必要とされていますが、これはあくまで通常の音声会議のみを行う場合の最低ラインで、参加者人数や、カメラやマイクの性能、回線自体の安定性を考えると二桁台Mbps以上が安定して出ている状態が望ましいです。

回線速度は、時間帯や、数日間の使用帯域(通信量)によって変動する事がありますのでチェックしてみてください。↓

回線速度チェッカー

また、端末の性能によっても、回線速度というのは影響を受けます。回線がどれだけ良好でも、使用している端末が古くて回線の性能を活かせない場合があります。いずれにせよ、古い端末は予期せぬ不具合などもいつ起きるかわかりませんので、オンラインで仕事をしようと思うのなら、買い替えた方が良いでしょう。

②配信「場所」

これが1番大事にしているPOINTなのですが、ご用意していただく配信場所が、視聴者から見た時に

「生活感が無い」

事が理想的です。明らかに「家だな」と感じる環境、例えば・・・

・テレビや生活雑貨(ゴミ箱)が映る
・クローゼットや壁紙の印象

この辺りは、レッスンとしてのクオリティが下がります。
ご自宅でも、部屋や一角を、配信用のスペースとして確保して綺麗にするなどが必要でしょう。

スタジオをレンタルして、そこから配信していただくのも良いです。

とにかく、「生活感」を視聴者に感じさせない。という事が重要です。

③配信システムの理解度

使用する配信システムの仕様や、起こりうるトラブルに関して精通している。というのが理想です。

片っ端から、「ZOOM トラブル」「配信中 トラブル例」など調べて、起こりうる事態への可能性を把握していて欲しいです。

例えば、ネット回線が一時的に切断された場合、レッスンが中断してしまうわけですが、速やかに復旧する為に、メインの配信PC以外に、サブとしてスマホも用意して置き、メインPCがダメになったらサブのスマホから配信を継続するなどの2段構えを取れるようにしておくなどです。

以前、これはオンラインでの健康セミナーでの出来事でしたが
ZOOMの使用経験はある講師に、マイクロソフトteamsでのセミナーを依頼する時、事前にシステムをインストールして、画面や操作の使用を確認しておく様に依頼しましたが。

まさに、セミナー前日になってようやく仕様を確認をしたようで、つかっている端末でうまく動かない、や画面仕様の違いから操作が覚束ないという事がありました。(夜中に通信しながら確認を行いました)

挙句、当日のまさに本番中に、資料の画面共有時手間取り
クライアントである参加者が聞いている時に「普段使わないからちょっとわからなくて・・・」と講師が発した時、「ゾッと」しました。

サービスの提供者側として、これはクライアントに聞かれたくないセリフです。信用とクオリティをぐっと下げてしまいます。

自分が使う、システムに関しては可能な限り「知り尽くす」準備を行っていて欲しいです。

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以上が、フリーインストラクターにオンラインフィットネスサービスを開始する時に知っていて欲しい事です。

オンラインで仕事をするという事は、現場でお客さまを目の前にレッスンする時とは異なるリテラシーや準備があり、専門外の事でも、行うからには知り得なければならない事への勉強は必要です。

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