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【日記】適当が一番ってことよ

朝起きて、暑いからお湯を沸かしたくなくて、とりあえずボトルのコーヒーをマグカップに注ぐ。

そのまま「あ、先に顔を洗おう」となって、歯を磨き顔を洗って、髪を結って、キッチンに戻った私は、何も迷うことなくすでにコーヒーが注がれているマグカップに水を入れた。

いつも、マグカップに要る分だけ水を入れて、お湯を沸かして少しだけインスタントコーヒーを淹れるんですよね。

でもほら、今日はもうそれをしないために、コーヒーを先に入れてたわけじゃない?

そこに水を入れてしまったもんだから、手元のカップには随分と薄めな色になったコーヒーが完成してたってわけ。

ぐっ、となったけど、まあ飲んだら一緒やし(何が一緒なのかは不明)まあいいか、とそのまま飲むことにしたのです。

そんなわけで、本日一杯目の作業のお供は「水で薄められたぬるいブラックコーヒー」です。

もう十分薄いから、氷を足すわけにもいかずぬるいまま。
冷たいものばっかり飲んでいたら、ほら、ね、体を冷やしちゃってあんまりよくないしね。

突然、無意識に「意識が高い行動」を取ったことになるね。変な日本語。

とはいえ、待てよ。
もし氷を入れていたなら、それが溶けていたら、まあ薄さはこれくらいになっていたかもしれないから、やっぱり大した問題ではないな。

そんなこんなで、機嫌よくコーヒーを飲むのです。

こんなふうにして、私は今日も適当に私を生きていくわけです。

ご機嫌なのは、とてもよろしい。


夏のお盆明けということで、時間に余裕ができるためか、ありがたいことにちらほらとまた教え子だちから連絡がくる。

何も聞いてないのに、「どこどこに行きました」とか「こんなもの食べたよ」とか、教えてくれるの、たいへんありがたいし、たいへん可愛い。

良いことがあると、誰かに報告したくなる気持ち、わかるよ。

子どもとの写真だったり、パートナーとのツーショットだったり、謎に石の画像が送られてくるようなこともある。

何やの、石の画像って。
もう少し旅先がわかる画像をくれても良いのに、面白い人間もいたものである。

よくわからないけれど、私はそういう「よくわからない」ことを楽しむ才能があるので、いずれも本当に楽しく見せてもらう。

何でもいい、どこでもいい。
みんなが元気で、この画面越しに今生きているという事実を抱きしめる。

その事実は、私にとってこの上ない「幸せ」に等しい。

少し前に、旅先の教え子より
「先生にそっくり!」と送られてきたもの。

「光の速さでやってもろて!」
間違いなく、教壇で幾度となく言ってきた言葉の一つで、笑ってしまった。

卒業してもう何年も経つのに、こういうものを見て「ああ、言われたことがあるな」と思い出してもらえるのは、教員という仕事における特権の一部な気がする。

本当に、ありがたい限り。

今なお一部の教え子たちとは、相互に生存確認をしながら生きているような節があって嬉しい。

そんなこんなで、今日も一日ゆるりと歩き抜いた。

ふと窓の外を見ると、ゲリラ豪雨の予感をさせる空模様で、あらあら…という気持ちになる。

買い物がまだ済んでないんですよね。
降るまでに行って帰ってこられるだろうか。

神のみぞ、知る…!

(追記)
結局、降る前にギリギリ帰ってこられたので、私の勝ち!

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