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第15回タカテツこども哲学レポ!

 ゲストに「当事者研究」をされている、江連麻紀さんをお迎えして開催しました。いつもと違う場所で、いつもとちがう方が前にいるので、みな少し緊張気味。
 でも、自己紹介で好きなお菓子の話をしたり、最近もやもやしていることを聞いたりしていくうちに場があたたまってきました。
 今日何を研究するかは、多数決ではなくて、みんなで話し合って決めることができました。話し合いの結果、「かたづけの研究」をすることになりました。

まず、誰かに「かたづけなさい!」と注意されたことがある人から、ちらかすコツを話していくうちに、かたづけする派としない派に自然と分かれ、それぞれの行動について疑問に思っていることをお互いに質問しました。最終的にはお母さんに「かたづけしなさい!」と言われた時に、どのように返事をすれば気持ちよく片付けができるかを研究成果として寸劇の形でまとめました。

寸劇をしています

 今回初めて「当事者研究」に参加して、自分の内面を探っていくところが哲学対話に似ているなあと感じました。
 また、自己紹介の時に今日の体調と気分、もやもやしていることを言う、というのはいい方法だなと思いました。自分の内面を見つめないと自己紹介も難しいです。
 哲学対話と違うのは、発言の順番が自由なところ。わたしの開催している会では、手を挙げてから話すというルールなので、話したいことがある人は手を上げて順番を待ちますが、今回は、おしゃべり方式というか、話したい人が話す感じだったので、気後れするお子さんは話しにくかったかもしれないなと感じました。

休憩時間おにごっこ



子どもたちに書いてもらった感想からは、
・自分だけが怒られているんじゃないんだと分かってよかった。
・片付けが面倒くさい人の話も聞けて、あ、そうなんだと、思った。
・もう一度別のテーマでやってみたい。
・困ったことがあったら、また研究したい。
・きれいにするのが好きな人の意見も聞けて、そうなんだなと思った。
・みんなと話してみると、たくさんの意見が浮かんできて「たしかに!」と納得できた。
とたくさんのご意見をいただき、みんな、それぞれの発見があったようです。
機会があれば、また他の研究もしてみたいです!
まきさん、今回はありがとうございました!



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