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最近読んだ本の感想とか(「アニメーションの本」「ビギナーでもうまくいく! ガンプラお気楽製作ガイド」)

■はじめに

 こんにちは。ステルスされてようがダイレクトだろうがいわゆるマーケティング(CM)にそれなりに弱い花倉みだれです。
 今回はシンプルにざっくりと一通り詠み終わった本の感想や紹介やらを行います。備忘録を兼ねる意味でもこれは適宜行っていこうかなと今思いました。

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note君もこう言っていますし。

 今回お話するのは「アニメーションの本」「ビギナーでもうまくいく! ガンプラお気楽制作ガイド」の二冊です。

※免責
【画像について】
 いわゆる「引用」の範疇と考え、適宜紙面を貼り付けたり文章を引用しますが、各所に対して売上を妨害したいといった悪意はございません。権利者から申し立てがあった際は速やかに削除します。

【リンクについて】
 紹介を兼ねて商品サイトへのリンクを貼りますが、このリンク経由でご購入されても私には1銭も入りません。アフィったりとかそういう商売っ気は0の紹介・感想です。


■アニメーションの本

 最初に明言しますが、私個人はアニメーションに関して完全に素人です。絵も描けません。

だんろn

私の画力(参考)

 ではなぜ読んだかと言えば、冒頭に立ち返りシンプルにダイレクトに紹介を読んだ影響です。

おこめD様の記事『アニメーションの勉強に、買っておくべき本』
こちらの記事でトップ紹介されている本でした。『動きの知識、アニメーションの基礎を教えてくれる』『アニメだけでなく(中略)役立つ非常に有名な良本です。』といった紹介文で興味を惹かれました。

 絵は描けないながら、絵を動かすことに関しては今年度に入り触れてみて楽しさだけは感じていました。

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動かすのは楽しい。

 ただやはり素人なのは間違いなく、何かザックリとでも包括的に知識を学べる本なんかがあれば読みたいなぁと思っていたところで目に入った紹介だったので飛びついた格好です。

 初版は1978年と歴史ある本で、だからこそ本質的なノウハウが多く、私が期待したような本そのものでした。

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 P41『中割の実際』より。スピード感のある動きの中割が均等ではダメだということがわかりやすく解説されています。

 その筋の人からしたら、誰でもわかるし当たり前じゃん? と思われるかもしれないようなことも、明確に言語化されて説明されると、なるほど! と思ったりするものです。初めて触れるジャンルのハウツー本はそもそも面白いということを再確認しました。
 「スピード感を出すための中割のポイント」なんかはキーフレームアニメーションのキーを打つ場所の意識なんかで今すぐにでも役立てそうな気配を感じましたし、人や動物の動き、背景、アイレベル、慣性やタメ、自然物(炎や水や煙)などなど、一通りの情報がわかりやすく記載されているのでいざという時に立ち返る場所としてずっと持っておきたい気持ちになります。既存のアニメーションなどを見る目も一段上がりそうな気がしますね。

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P116『動きの実例 b走りの基本動作』より。もう動画をコマ送りして見たりしなくてもいい! たくさんのアニメーションの実例があって参考書として見なくても読み物として普通に面白かったです。

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P46,47『中割の実際』より。動きが目に見えるようです。言われると確かにそのとおりというところではありますが、言語化されているというのが大きいですね。

 全編通した印象としては「アニメーターのすごい人って思ったよりすげぇ」というすごく頭の悪いリスペクトに行き着きました。
 読んで損した感じは全くないですね。自分ではたどり着くことのない本だったと思うので、紹介記事を書いてくださったおこめD様には感謝をしています(通知で届いてこの思い!)。


■ビギナーでもうまくいく! ガンプラお気楽製作ガイド

 スパロボやGジェネは昔から好きでしたが、初めてリアルタイムで視聴したガンダムは「ガンダムAGE」ですし、ガンプラ(ここではモビルスーツの「ガンダム」のプラモとして呼びます)は「AG ガンダムAGE2」をここ数年の間に作ったのみと所々ガンダムというコンテンツに触れるタイミングとして出遅れている部分があったりします。
 他に作ったことあるプラモデルも「インベル」「ガブニャン」くらいでした。

 それが今年度に入り、素組で組んでも楽しい! ということに気づいてからというもの「フレームアームズ・ガール」「メカトロウィーゴ」「ハロプラ」など折をみてパチパチ組み立てるようになりました。

 ただやはり「モビルスーツのガンダムのプラモデル」は少し敷居が高く神聖な印象がどうしてもあり、未だに手が出ずにいます。(AGは初心者用かつ安かったので持っていたものでしたが今はほとんど見かけないので……)
 そんな状況にあり「ビギナーでも」「お気楽」といった謳い文句で並んでいた本書に非常に興味を惹かれた流れでした(ここまで前置き)。

 こんなニッパーを使うといいよ、全部一回で切り落としちゃダメだよ、初めてガンプラ作るならこのMSがオススメ! みたいなものをタイトルから想像してわくわくしてページをめくります。

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第一章 お気楽ガンプラ製作の基本 無塗装でガッツリ汚れを楽しむ!

 お気楽とはいったい……? 
 組み上げることはできる前提でいきなりスタートしてびっくりしました。

 その後も「メッキモデルを汚して楽しむ!」「ガンダムマーカーを使い倒す!」「塗装剥がし表現を楽しむ!」「お気楽モデリングで作るメガサイズガンダム」「水性ホビーカラーでキャンディ塗装風仕上げを楽しむ!」……と、ひたすらに玄人じみたノウハウ紹介が続きます。

 そこで立ち返って冒頭のテキストを読むと以下のような形で対象ユーザーについて記載があります。

『(前略)ガンプラを始めるにはコンプレッサーやハンドピースといった高価な道具に専用ツール、多種多様な塗料の知識も必要で(中略)ハードルが高いというイメージがありますよね? (中略)本書はそんな「隠れガンプラモデラー」の皆さんや、「ちょっとステップアップしたい」という皆さんに、初めからコンテストに入賞するような超絶作品を目指すのではなく、気後れすることなく「気軽にガンプラを楽しみましょうよ~♪」という提案書のようなものです。だって、初めは誰もが初心者なのですから♪(後略)』P2「お気楽モデリングの世界にようこそ!」より

 「高価な道具を使わない」「コンテスト入賞を目指すわけではない」あたりがお気軽の基準であることがわかります。「道具を使う」レベルで初めて初心者扱いされるというようにも読むことができます。
 あまりに高みにいる方すぎて初心者のラインが非常に高い! 私は初心者以下扱いだった! ということに気づきました。いわゆる対象ユーザーではなかった案件だったのですね……。
 後略とした部分で「楽しさ」「初心者」についても掘り下げられていて馬鹿にするといった意図がないこと、素組も含めた間口の広さを担保したいといった気持ちがあることはよく理解できるのですが、ノウハウの紹介ターゲットや本のタイトルの指す範囲については引用部分を読むとしっくりくるものがあります。

 というわけで、ノウハウ本としては自分のレベルに全く合っていなかったので今直ぐ役に立つという類の本ではありませんでした。
 そのうち、汚してみたい! と思い立った時には改めて参考にしたいところです。

 それはそれとして、職人系ドキュメンタリーを見ているかのような楽しさは感じられました。「すごい人によるすごい技術の解説」はどんなジャンルでも楽しいものですね。

 私自身が「MSのガンダムのプラモデル」を作るのはもう少し後になりそうです。
 最初の2ページくらいは立ち読みできるとミスマッチも起きなくてよさそうだな~とか昨今の書店のガードの硬さについて思いをはせたりもしました(笑)

■終わりに

 ハウツー本は元々好きでよく読んだりします。
 なんとなくわかった気になれるのが良いですね。
 ただ、こじらせるとハウツーはかり仕入れて全然アウトプットを行わない……といったことになりがちでもあることを学んでもいるので、アニメにしろプラモにしろソレ以外にしろ、適宜実際に作って遊んでいきたいところです。

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