貧困国に台頭するマイクロクレジット
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貧困国に台頭するマイクロクレジット

Mecan(ミカン)

こんにちは。今日はマイクロクレジットについて、大学で学んだことを語ってみようと思います。

バングラデシュ研究の入門講義

私の大学では多岐の分野に渡り、全学年が受講可能な講義が展開されています。

秋学期に受講を決めたのがそれらの1つ、バングラデシュについての知識を蓄えるこの講義です。


貧困国に台頭するマイクロクレジット

マイクロクレジットとは、貧困層に向け、無担保で少額の融資を行う金融事業です。

この事業が展開されたのはバングラデシュが初であり、かの有名なグラミン銀行です。グラミン銀行の功績は世界的にも認められ、2006年にノーベル平和賞を受賞しています。

そんなグラミン銀行の特徴は、貧困層のみを融資対象としている点です。一般的な金融機関が資産を所有している人に融資を行うことと、正反対ですよね。


事業の仕組み

貧困層の人たちに融資することは、高い滞納のリスクがあるのでは?と最初感じたのですが、そこは融資層に合わせた対策が為されています。主な例↓

①連帯責任制

融資が開始されると少人数でグループが結成されます。グループ内で滞納者がいる場合は連帯責任なので、全員が融資をストップさせられます。

お互いがお互いを監視し合ってる状況も相まって、返済へのプレッシャーが高くなりますよね。

②事前研修&口頭試験

融資開始前に、グラミン銀行の規則並びに貸出の手順について研修を受け、その後試験を行います。

何故筆記試験ではなく口頭試験かというと、バングラデシュにおける識字率が低いためです。

事前に研修を受け試験で十分な知識量を確認している、となると滞納に関する言い逃れは難しいですよね。


融資資金の使い道

実際に受け取った資金は、貧困層から脱出するための投資として使われます。

【材料購入】→【育成/作成】→【売却】というサイクルで、どんどんと自分の利益分を増やしていきます。

竹→編み物、牛→ミルク、ミシン→衣類、ニワトリ→卵…などが例です。

想像より、高度な仕事ではないと感じませんか?

「貧困層でも適正な条件の下で資金を得ることができれば、外部からの援助なしで貧困から脱却することができる」

と気づいたのがムハマド・ユヌス。グラミン銀行創設者です。

必ずしも高い技術を持ち合わせる必要はなく、少額でも資金があれば貧困から抜け出す方法は沢山あるんですね。


まとめ

グラミン銀行が展開したマイクロクレジットは、途上国支援の1つとして注目されている、ソーシャルビジネスに当たります。

他国からの寄付に依存せず自立を促す取り組みは、貧困問題を根本から解決する一手になるのではないでしょうか。

最後に、マイクロクレジットに関し調べる中で、事業波及に納得した一文を紹介します。

"しかし、そもそもグラミン銀行が人気を博した背景には、農村の貧困層が、NGOが普及する崇高な理念に付き合っているよりも、「融資」という形の目に見える現金を、自分達の裁量で使用するアプローチを選んだという現実がある。"                            引用:伊東早苗(2003).「39章マイクロクレジット」,『バングラデシュを知るための66章』.赤石書店,254p




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Mecan(ミカン)
都内在住 大学生/旅行とArianaが好き