見出し画像

連休前後に散見する利用者の謎発言

あーぁ、休みが終わってしもうた…
あっという間の連休だったわ…
次の連休はゴールデンウィークかよ…

哀愁漂うというよりも、なんというか、なんと表現することが正解なのか
なにを思うべきなのか。

どうも、こんにちは地域活動支援センターの所長見習いをやってます。
あらためもといです。

実は冒頭の連休を惜しむ発言は連休前だと、こんな感じになります。
年末年始でやっとゆっくりできる!
あー、あと少しで連休だー!

っと口々に発言されていますが、これに対して僕はなにを思えばいいのだろう。
この感情に名前があれば教えて欲しいと思う。

違和感というか、変な感じがするのです。

そもそも、利用者は日中作業の場所や、のんびりできる居場所、作業訓練・創作活動ができる社会資源を利用しているわけです。

就労継続・就労移行支援と違って、うちの施設の先を目指していない方がほとんどですし、助成金が少なく、コロナ禍手当も少ない理由は就労を目指していない点にあります。

うちの施設は障害者向けの公民館・集会所のようなイメージですね
職員の手作りごはんが150円で食べれたり、人と会ってしゃべって麻雀してテレビを見て寝転んで漫画を読んで…と悠々自適

休日に友達とやりたいことのフルコース状態

その、作業所が連休で閉所するわけですから、当然開けて欲しいと思うものでは?というのが違和感の正体です。

しかし、冒頭にも記載したと通り多くの利用者は連休を歓迎しています。

利用者には連休中の過ごし方やどのように過ごしたのかを職員から聞かないのがマナーと言われるくらいには暇をしているそうです。
いくところもないし、楽しみもない、ご飯もいつもより高い値段を払って自分で用意しなければならないのになぜ喜んでいる…???
と、頭の中ははてなマークでいっぱいになります。

そこで、もしかしたら作業所を一般人の職場と同じような認識を持って過ごしているのではないだろうか?と、思い始めました。

精神病・疾患・障がいを持たなければ当たり前に過ごしていただろう日常を、擬似体験しているように感じます。

僕にも似たような経験があって、高校や大学は自分で行きたくて勉強して行ったのに大型連休は楽しみでした。
みなさんにもこういったことはあるのではないでしょうか?

しかし、これとは根本的に違うのは利用者にとって地域活動支援センターという社会資源は最後の砦となっている場合が多いということです。

学校はいずれ卒業しますし、そもそも通過点としていきたいと思ったわけです。仕事は転職も離職もできます。いくらでも代替ができます。

ただ、地域活動支援センターだけは違う

何が違うか?

この先が無いんです。

就労を目指したり、一人暮らしなどを目指すことができる年齢の方ならば良いでしょうし、働いたことがある人なら良いですがそうではない方が多くいます。
60歳を過ぎている人もいます。

うちに来る前は病院に入院していた。
家で何もしていなかった。
行く宛もなく毎日散歩をしていた。

そういった方がほとんどで、後にも先にもうちしかない状態です。

そして冒頭の発言に戻ります。

あーぁ、休みが終わってしもうた…
あっという間の連休だったわ…
次の連休はゴールデンウィークかよ…

ここにある本音・深層心理の部分は本来ならこういったことを同僚や家族と話しているのが普通、こんなところにはいたくないし、ここは通過点だからずっとここにいるわけではない、本当の自分はこんなところにいる人間ではない。

家族・友人が何気なく喋っている連休前後の連休への楽しみや想いは学校や仕事という負荷と将来があってはじめて成立します。

それが無いんです。

あんたはいいよね、いつも休みで。

この言葉にどれほど傷つけられてきたでしょうか。
だからこそ、連休を喜ぶ・楽しむというのは利用者にとって一つのステータスなのかもしれないと思うのです。

だから今の僕には、そうですね!と、一緒に笑うしかないのです。
この時の僕の感情にはなんという名前がつくのでしょうか。

明日も答えを探しにいってこようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?