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真風体制の円熟期!宙組のクセになる公演『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』と『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』の感想@東京宝塚劇場

宝塚ライトファンのあきです。

先週、ついに〜東京宝塚劇場で宙組さん公演をリアル観劇して来ましたーーーー!パチパチパチ!

大劇場千秋楽公演のライブビューイングがマイ初日で、リアル観劇が待ち遠しかったです♡

前回のライビュ(初見)の感想はこちら↓

やっぱりリアル観劇はいいですね╰(*´︶`*)╯♡

私はこれまで宙組さんはあまり観てこなかったんですけど、今回、劇場に観に行って、宙組さん盛り上がってるな〜〜〜〜!と思いました!

何しろ、出演者も余裕で楽しんでますけど、お客さんたちが熱い!宙組ファンたちの熱さを感じた東京宝塚劇場の観劇でした。

『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』感想

1.真風さんアドリブ枠

前回も大爆笑だった、真風さんアドリブ枠。

シャーロックホームズがベイカーストリート221Bで「つまらないよー!つまらないよー!」と連呼して、何かをするというお決まりのところですね。

前回ライビュで見た時には、あれは千秋楽だから特別にやっていたのかと思っていたんですけど、ここは真風さんアドリブ枠なんですね!!!!

今回は、大きめの旅行カバンが置いてあり、真風さんのパントマイム!が観れました!真風さん、カバンを持って、浮いたカバンを動かさずに周りをグルグル歩いていました!まあ、ここで会場は爆笑でした!

文で書くと、伝わらないなぁ〜〜〜〜と思いつつ(^^;;

それを見ているずんちゃん(桜木みなと)はですね、もう笑いを堪えきれない!笑ながら、ゆりかさん(真風さん)に「あなたはー!ほんとうに、何になりたいんですかー?」って聞いていて、これまた会場は大爆笑でした!!!

おいしいな〜!この場面!と思いながら観ていれば、ホームズは、壁に銃弾で穴を開けるわ、大家さんのハドスン夫人のららちゃんが来て、これまた、ららちゃん、帽子掛けの帽子が取れずに何度もジャンプして苦戦しているのが可愛らしかったり!笑いが絶えない。

そして、真風さんとの掛け合いも、お二人の呼吸がすごくコミカルで面白かったーー!さすがのやりとりですよね!
ララちゃんがホームズの口を閉じる仕草で、真風さんもお口をギュッとしていて、しばらくその顔でフリーズしている、その真風さんの表情がまたカワイイっ!

最後は、ハドソン夫人が出て行ったドアに向けて、椅子の上から空っぽの銃を軽く打っていて、そのカランという音も会場に響いてまた良かったです。ホームズの子供っぽいところがすごく良く伝わってきました。

2.ワトスンとメアリー

スカステのNOW ON STAGEでずんちゃんがワトスンとメアリーのラブラブっぷりをすごく意識して演じている。と話していて、今回はそこを意識して観ていました。

観ていると、本当にお二人の幸せいっぱい感が溢れている。二人で顔を合わせて見つめあっているシーンがいくつもありましたね。その度に仲睦まじい感じが伝わってきました。

最後のホームズのお葬式のシーンでいつもウルっと来てしまうのも、私はワトスンのホームズへの想いに共感して、またワトスンの幸せを願うホームズの想いにも共感してウルッと来るのだなと。ワトスンの優しい心根がこのお芝居の重要なほっこり感を作っていますよね。( ^^ )

あと、前回の感想でも書いたんですけど、ホテルをチェックアウトして一人街を歩くアイリーンにワトソンとメアリーが遭遇した時に、峰里ちゃん演じるメアリーがアイリーンにかける言葉が、私はすごく優しくて大好きです。

「ひとりで抱えきれない重い荷物は、時に人に頼っても良いんですよ」
(たしかこんな感じのセリフだったと思いますが)

メアリーはごくごく普通の女性として登場するんですけどね、峰里ちゃんマジックなのか、スッとすごく心に届く演じ方をされるなと。

ホームズの兄が来て、ベイカーストリート221Bでアイリーンが重要なものを持っているとホームズが気づいた時にも、ホームズは「なぜ、言わなかった!!!!!(言ってくれれば、自分が力になれたのに!)」という男目線な発言にも。

横のソファーでメアリーは紅茶を飲みながら、「言えなかったのよ」とたった一言。アイリーンの女心を代弁するようなセリフ。このシーンも好きだなぁと思って観ていました。

メアリーの一言で、言えなかった、いやあえて言わなかったアイリーンの気持ちと、自分には言ってほしかったホームズの心の交錯がほどけていくような感覚を観ている私としては感じました。

3.他キャスト感想

アイリーン役の潤花(じゅん はな)ちゃんは、いい感じですね〜!酸いも甘いも知り尽くした女スパイをすごく余裕たっぷりに演じている感じが好感を持てました。

モリアーティ教授役の芹香斗亜(せりか とあ)さん、キキちゃんは、やっぱりリアルで観劇して、私はキキちゃんの歌声が好みなんだなーと分かりました。モリアーティの不適な笑みや狂気や、子供っぽさもすごく伝わってきました。オペラハウスの赤と黒のジャケットが私的には素敵だなと思いました。

マイクロフト・ホームズ(ホームズの兄)役の凛城きら(りんじょう きら)さん、私ね、ホームズの兄が出てくるところ好きです。実在するのなら、一番お友達になりたい方ですね。

レストレード警部役の和希そら(かずき そら)くん、図太い声を出して貫禄を出していましたよね。眉間にもシワを寄せているシーンが多くて、こういうそらくんもいいなぁと思いながら、観ていました。ペアで踊るシーンがハドソン夫人と組んでいて、ダンス終わりに照れているところなんかを見ると、ちょっと胸キュンだなと思ったりして。この二人に何かあってもいいなと思って観ていましたー。

今回は2回目だったので、主要人物以外の他キャストの動きも目を凝らして観る余裕がありました。モリアーティ教授率いる悪いお仲間たちも、個々に観ていくと、すごく動作とか表情とか見応えがあって、面白かったです。

4.まとめ

全編を通して、ゆりかさん(真風さん)がどんな場面もとっても楽しんでいる感じが伝わってきて、キキちゃん(芹香斗亜さん)とのバディっぷりも(今回、敵役ですけど)すごく安定感があって、他キャストもまさにハマり役!と思えるくらいに仕上がっていて、全部ひっくるめて、真風体制円熟期の宙組の見どころがてんこ盛りなお芝居とショーでした。

なので、何度も観たいな〜〜〜〜〜と思ってしまう。そんなクセになる宙組公演でしたよん。

主題歌も振りもカッコいいですよね〜〜〜〜!「Afoot!」のところで、人差し指を下げていくところが「あー!かっこいいーーーー!」と思いながら、お一人お一人の振りを見比べていました。

『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』感想

ショーの印象深かったところを書いて参ります(^^)

1.華やかなカンカン

宙組カラーの紫スカートでのカンカン!舞台袖まで並んで、圧巻でお見事〜〜〜〜!
体力的にもキツイと思うんですが、そんなことは微塵(みじん)も感じさせない、ハツラツとしてニコッニコッの笑顔に、こちらも笑顔になってしまう。めちゃめちゃパワフルなカンカン!

ライビュで見た時も、すごい華やかっ!って思いましたが、やはりリアルで観ると本当に素敵でした〜〜〜〜!

2.王妃のお茶会

キキちゃん(芹香斗亜)のマリー・アントワネットのお茶会ですね。次々とスイーツ美男子が現れるという。
私的に一番ウケたのは、マカロンズの紫藤 りゅう(しどうりゅう)くんと留依 蒔世(るいまきせ)くんでした。すごくかわいい!なんともなんとも。あのマカロンダンベルもですし、お二人の扮装っぷりもツボでした。

キキちゃんのダルマ姿も衝撃的でした。キキちゃん、めちゃくちゃスタイル良くて、長い足の美脚で、長身なので迫力ありましたー!ご本人もすごく楽しそうですよね( ^^ )

男役のダルマ姿はそれはそれで見慣れないというのもあって、あとは、なぜか見てはいけないものを見てしまったような、変な感じがしてしまい直視しづらいのは私だけでしょうか?(^^;;

3.森のレビュー小屋

これね。初見がライビュだったので、めちゃ衝撃的だったんですが。映画館って大画面だし(^^;;

劇場で観てもやっぱり凄かったですが、ライビュで免疫があったせいか、今回はマスカレードレビューとして「どういう構成なのかしら?」と冷静に観れました。

初見でも、後ろで歌っている歌い手の歌いっぷりの良さに、すごいなすごいなー、あの歌っている人は誰だろう?と気になっていたんですが、留依 蒔世(るいまきせ)くんだったのですね!さすがです!

でも何度見ても、ずんちゃんがペシっ!てされるのは、嫌です。( ̄▽ ̄;)

4.パティスリー交響曲

真風さんの歌う、「ローズ・ダルカンシェル〜虹色の薔薇〜」の歌を聞いていたら、グッと来ました〜〜〜!(T-T)ほんと泣きそうだった〜〜〜〜!

歌詞が心に届いてくるんですね。優しい曲調とともに。


誰かを倖せにしたい
誰かを勇気付けたい
.
.
雨が降らなければ虹は出ない
.
.
降り止まぬ雨はきっと
虹色の未来への前奏曲(プレリュード)
さあ大宙(おおぞら)に虹を架けよう

(※歌詞抜粋)

歌う真風さんを囲んでの宙組生みんなの表情もやわらかで、すごく優しくて包容力のある雰囲気が大好きでした♡

5.マカロンタワー

マカロンタワーをこの目で観てきました!すごくかわいい!タワーも素敵♡

これからマカロン食べる時には、このマカロンタワーとさっきのお茶会のマカロンズを思い出しそうです。

6.パリ・カナイユ(巴里野郎)

赤、白、青のパリのジゴロたちの3色ダンス!すごくすごくカッコいいです。これ以上に当てはまる言葉がほしいところですが、とにかくカッコいい!!!これは本当に必見です!
観てない方がいたら、ぜひ、見てください!

7.ショーまとめ

パリのパティシエとスイーツがテーマのショーって、素敵ですよね♡

客席もすごく盛り上がってましたし、あの「デリッシュ〜♪」のところでは、客席のみなさんも素早くマカロンペンライトを出して、振っているし。

舞台の出演者と客席の一体感があって、それもその雰囲気がすごくあったかいん感じで盛り上がっているんです。

出演者もですけど、お客さんたちも熟練度が増しているというか、1回1回を大切に、楽しく、「みんなで盛り上がってこう〜〜〜!」という印象を持ちました。

セイ・デリッシュ〜♪セイ・デリッシュ〜♪セイ・デリッシュ〜♪

頭のリフレインが鳴り止まない。
それも、幸せな甘美なる観劇の思い出とともに。といった感じです。



P.S
この日は花組「銀ちゃんの恋」の梅芸千秋楽でライビュもあったというなんとも残念なダブルブッキングでした(T . T)横浜から進化した銀ちゃんも観たかったよ〜〜〜マイティー〜〜〜(T . T)
チケットの抽選申し込みの日付には気をつけないとと、勉強になりました。

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