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保護猫フクの思い出写真集1

(約2,300文字・画像27枚)

9月に亡くなったフクの、保護当初の写真や記録を2週間分まとめました。


2016年12月28日 フクとの出会い

仕事帰りに偶然遭遇し、私の足にすがりつくように助けを求めてきた小さな猫。
それがフクちゃん(旧名シマ)でした。

出会った直後、動揺してツイッターでつぶやいていました。



保護したときのフク

毛はぼそぼそのゴワゴワ。
頭は大人サイズなのに体がまるで子猫の大きさでガリガリ。

とてつもなく人懐こいのに、その体のアンバランスさにこれまでの過酷な生活を想像し、背筋が寒くなりました。



その後仕事部屋を仕切って、一時的に隔離部屋としました。



病院へ

 病院で診てもらう


感染症があるとうちの猫にも影響がでてしまうので、最悪廃棄できる、昔のキャリーバッグで連れていきました。

何の抵抗もせずじっとしており、かなりヤバい状態なんだと気付きます。



このまま戻したら絶対助からないことは目に見えていたので、腹をくくって入院をお願いしました。



2016年12月29日

面会へ

暖かい場所で休めるだけで、安心しているようでした。
会いにいったときは、本当にひたすら眠り続けていました。



2016年12月30日

すこしずつ気力がでてきた


翌日にまた面会に行くと、前日よりすこし顔に生気が出ていました。

食事は基本的に経鼻カテーテルからなのですが、よほどお腹がへっていたらしく、自力でもウェットを食べていたそうです。

この時点ですでに、生命力がものすごい猫、ということでちょっと話題に。



元気は出てきていますが、血液検査の結果はみたこともないひどさでした。

腎臓も肝臓も心臓も弱っていて、脱水、黄疸に猫エイズ、口内炎に歯周病……とトラブルだらけ。


でもまだしんどそう


もう少し数値が下がり、体調が安定するまで入院を続けることになりました。


保護した経緯などを詳しく書いたブログ記事はこちら。


2017年1月2日  退院前日

ひたすら静脈点滴で毒素を流しましたが、ある程度まで下がってからはあまり変化が出ません。

これ以上入院しててもはっきりとした回復は見込めないから、あとは自宅で看てね、と翌日退院に。



いろんなアドバイスや情報を頼りに、手探りで介護生活がスタートしました。


2017年1月3日

我が家へお迎え

1週間くらいずっと病院で看護師さんたちに熱心に面倒みてもらっていたので、退院するのがなんだかいやそうでした(笑)

退院直後はまだ体力もなく、あちこち動き回れないのでおとなしく寝ていた記憶があります。

この時期は原因不明の皮膚病があり、ものすごく痒がっていて可哀想でした。


両親は遠巻きに見ているだけであまり関わりたがらなかったため、フクの世話は独りで奮闘。
単独介護はメンタルきついですよね。

ツイッターでいただくアドバイスや応援が本当に励みでした……。


退院後、初めての流動食


鼻チューブはとくにいやがることもなく、むしろ体がポカポカするのかゴキゲンです。

何度か行ううち、自分から膝に乗ってきてくれるようにもなりましたね。


まだ新しい環境に戸惑い中?


下にはミニホカペ、背中には湯たんぽ、横にはペットヒーター



動く元気もでてきたようで、隔離部屋の中をうろうろすることもありました。


隔離部屋の中を探検


爪なんかボロボロでろくになかったのですが、それでもツメトギは楽しそう。

ツメトギもしてみる



チューブ給餌は、フクちゃんのおかげでずいぶんイメージが変わりました。(良いほうに)



2017年1月4日

チューブ給餌中は体があったまるのでよくうたた寝


慣れないチューブ給餌でしたが、フクちゃんがよく協力してくれたので、大きなトラブルもなくできました。



チューブ給餌の様子はこちらの記事で。


2017年1月7日

食欲旺盛



チューブ給餌とは別にご飯をほしがることも増え、ドライフードを置いておくようになりました。


流動食のあとはチューブ洗浄


フクちゃんはヒモマニアであることがだんだんわかってきました。

チューブをヒモ認定して興奮することも。


チューブが気になる


目線がチューブにあるのでちょっと危険な状態。


なんだかうずうずしてそう


幸い最後まで、フクちゃんがチューブにじゃれることによる事故などは起こらず、ホッとしました。


2017年1月8日

だいぶ体重もふえてきた


目力もバッチリ


2017年1月9日

体も大きくなってきた


保護当初から比べると、すっかりまともな猫体型になりました。
出会ったときは三頭身くらいだったんですよ!(ほんとに)


スマホの監視カメラアプリはこの時期にも大活躍。



2017年1月12日

じっとしていなくなった時期


これくらいの頃から、部屋から出せだせとうるさくなってきた気がします。
体力がだいぶ回復してきたのでしょうね。


ひたすら食欲旺盛


ご飯もよく食べました。


お膝を狙い中

ひとりでいるのが退屈らしく、顔を見れば遊べ、構えとうるさかったです。
ものすごい甘えん坊でした。


チューブが!

そしてついにアクシデント!


ご飯の後に吐いてしまい、その後チューブの欠片を発見。


フクちゃん、これってチューブ……だよね?


このときはどういう状況か私も理解できていなかったんですが、おそらく嘔吐でチューブが口から出てしまったのでしょう。

この頃はまだ歯があったので、口から出た部分を噛みちぎったのでしょうね。


2017年1月13日

チューブ生活がおわる


チューブの吐き出しはふだんあまりない事故のようで、病院でも「え?」って感じだった気がします。



晩年あれほどチューブの吐き出しに苦しめられたのは、今思えば、この頃すでになんらかの原因が出てきていたことも考えられますね。


チューブ吐き出しのあたりについて書かれたブログ記事はこちら。



チューブが取れて以降のフクの様子は「写真集2」のリリースをお待ちください。


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フクの最期について書かれたnote、「保護猫フク・闘病最後の三日間(1・2)」もあります。


フクのこれまでの闘病や、ほかの猫たちの様子にも興味をもたれた方は、ぜひこちらのブログもご覧になってください。
https://blog.kcat.work/



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