見出し画像

肺がん検診等を支援 胸部X線/胸部CT画像の医師読影をサポート~医用画像診断支援AIプラットフォームにソフトウェア2社追加~

こんにちは。エムスリー人事グループです。2020/10/28発表のプレスリリースをお知らせします。

エムスリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:谷村 格、URL: https://corporate.m3.com/ )、以下「エムスリー」)は、株式会社 NOBORI(本社:東京都港区、代表取締役社長:依田 佳久、以下「NOBORI」)と手掛ける医用画像診断支援 AI プラットフォーム事業において、新たに以下 2 社(50 音順)の画像診断支援ソフトウェアを提供開始いたします。

● エルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島原 佑基、鎌田 富久、以下「エルピクセル」)
対象ソフトウェア:医用画像解析ソフトウェア EIRL Chest Nodule(販売名:医用画像解析ソフトウェア EIRL X-Ray Lung nodule)

● VUNO Inc(本社:大韓民国ソウル、代表取締役 CEO:Hyun-Jun Kim、以下「VUNO」)
対象ソフトウェア:VUNO Med(R)-LungCT ビューノメドラングシーティー

1. エルピクセル社開発 医用画像解析ソフトウェア EIRL Chest Nodule の概要
EIRL Chest Nodule は、胸部 X 線画像から肺結節の疑いがある候補域を検出し、医師の診断支援を行うソフトウェアです。胸部 X 線画像から条件を満たす肺結節の形状に類似した領域(5mm〜30mm まで)を検出し、医師による読影をサポートします。疾患部位を陽性と正しく判定する指標である「感度」において、医師単独で読影した場合と比べ、本ソフトウェアを用いて読影した場合には、放射線科専門医で 9.95%、非専門医で 13.1%の感度が上がることが認められ、薬事承認を取得いたしました。毎年、健康診断など膨大な検査数が実施される胸部 X 線検査において本ソフトウェアを活用することで、見落としを防ぎ、医師の読影をサポートいたします。

2. VUNO 社開発 VUNO Med(R)-LungCT の概要
VUNO Med(R)-LungCT は、胸部 CT 画像の解析を行うことにより、診療のための情報を提供するソフトウェアです。画像解析機能により肺野の結節影等、ユーザーが関心を持つ領域に自動で色付けを行うことで視認性を高め、計測処理機能により体積・CT 値を自動で算出します。本ソフトウェアを活用することで、医師の毎日の業務のサポート及び診断の効率化を目指しています。

3. 利用イメージ
今回、医用画像診断支援 AI プラットフォーム上で 2 社のソフトウェアを提供開始することにより、エムスリーエッジサーバー(※)を介してご利用いただける診断支援サービスがさらに充実しています。今後も継続して、診療に向き合う医師や患者の安心・安全への支援、そして効率的な医療の実現に貢献できるよう努めてまいります。

※NOBORI Cube 導入施設でも同様にご利用いただけます。

画像1

エルピクセル株式会社について
エルピクセル株式会社は、ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持つベンチャー企業です。医療・製薬・農業などのライフサイエンス領域に対して画像解析技術とりわけ人工知能技術を応用することで、高精度のソフトウェアを開発してきました。現在、東京大学や国立がん研究センターをはじめ複数の医療機関と連携し、人工知能を活用した AI 画像診断支援技術 EIRL(エイル)の研究開発を進めています。
エルピクセル株式会社の詳細情報は https://lpixel.net/ をご覧ください。

VUNO Inc について
VUNO は医療分野に特化した人工知能、AI 技術を活用し、疾病・疾患の診断や治療、予後をサポートするためのソフトウェアの研究開発をしている企業です。医療分野へ最適化させるためのディープラーニングエンジン VUNO-Net(TM)を基盤にした独自の技術で、医療画像、生体信号、音声など、医療現場における多種多様な情報のデータを分析し、医療従事者の業務をサポートするための製品を開発しています。
国際学術誌、学術大会や国際的な画像診断技術コンテストで技術力や性能が認められ、今般、眼底画像読影補助のための「VUNOMed(R)-Fundus AI(TM)」、および生体信号ベースの心停止予測が可能な「VUNOMed(R)-
DeepCARS(TM)」のソフトウェアが韓国の MFDS(韓国食品医薬品安全省)の革新的医療機器に指定され、技術面において革新性が認められました。
VUNOMed(R)の多岐に渡るソリューションは、PACS、電子カルテなど様々な外部システムとハードウェアへ簡単に搭載が可能なため、現在 200 ヵ所以上の韓国内外の医療機関に導入され、臨床的に有効性が確認されています。
VUNO Inc の詳細情報は https://www.vuno.co/ をご覧ください。

株式会社 NOBORI について
日本の医療クラウドサービスを牽引する企業で、1,000 施設へのクラウド PACS と、700 施設への遠隔画像診断用 IT システムのサービス提供を行っています。クラウド PACS 市場では日本最大数の顧客、データ量を取り扱っており、これらの技術力を活かし、提携医療機関での医用画像、検査結果、お薬といった医療情報を、スマートフォンでいつでも参照できる PHR サービスもてがけています。医療情報をクラウド環境に安全に保管・共有・活用し、社会の集合知へと高めるための IT クラウドシステムを活用して AI プラット
フォーム事業に取り組みます。
株式会社 NOBORI の詳細情報は http://www.nobori.ltd/ をご覧ください。
*2020 年 3 月末時点

■AIラボに関する採用
エムスリーではAIビジネスを推進するメンバーを募集しています。
気になった方、興味のある方は以下ご連絡ください。

AIラボ 新規事業開発担当 募集要項
AIラボ 事業リーダー杉原インタビュー記事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?