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新卒でエムスリーを選んだ理由・迷った理由 -エムスリー新卒内定記2022③-

はじめまして。データサイエンティストとして2022年4月に新卒入社予定の玉木です。今回は、私がなぜエムスリーに決めたのか、なぜ迷ったのかを紹介します。

本記事が下記のような方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
・就職活動をしている方
・データ分析に関わる職に興味がある方
・エムスリーを受けるか迷っている方

大学で何を勉強しているのか

現在は修士課程に在籍し、「大腸がん患者の腸内細菌叢」について研究しています。白衣を着て実験していそうなテーマですよね?
実際には、バイオインフォマティクスという生物学と情報学の融合分野のため、基本的にPCがあれば作業できてしまいます。具体的には、共同研究先の実験データ(細菌DNA、代謝産物等)の統計解析を中心に行っています。

どのような就活をしていたのか

就職活動は修士1年の5月に開始しましたが、本格的に動いたのは8月以降です。6月まで留学していたため、エムスリーの1次面接も海外から受けました。就活の全体像としては以下のような流れでした。

【8月〜10月】 IT企業のインターンシップ・説明会
業務体験ができるような、4days以上のデータサイエンティスト職が中心でした。
【10月〜2月】 IT企業・コンサルの本選考、製薬企業の座談会・OB訪問
データサイエンティスト職に加え、コンサルと製薬企業の研究開発職も見ていました。
【12月〜2月】 内々定、就活迷走期
最終的にデータサイエンティスト・コンサルの本選考を受け、内々定を頂きました。明確な第一志望を定めずに、選考を先に進めたので、この時期が最も悩みました。

エムスリーでのインターンシップ

5日間のサマーインターンでは、ある事業の効果検証を行いました。
他にも複数社参加しましたが、エムスリーは以下の点で特に印象に残っています。

■ オフライン実施
- 他のインターンはオンライン実施だったため、非常に新鮮
■ チームではなく個人で課題に取り組む
- 自分次第では最終成果がゼロになってしまうプレッシャー
- 孤立無援ではなく、質問すれば丁寧に対応して下さる
■ 架空のデータではなく、実在する事業のデータを使用
- 架空の結果や提案ではないため、より身が入る
■ 社員の実際のミーティングに参加
- 入社後に関わる、分析グループ以外の方の様子も知れる
■ データ分析グループ全員からのフィードバック
- 就活中によく見る、エース社員だけの参加ではない

全体的に、課題も実際の業務とかなり近く、ありのままの会社の雰囲気を体感しやすいインターンだと感じました。(まだ入社前なので説得力に欠けますが笑)

なぜエムスリーに決めたのか

最終的にエムスリーを選んだ理由は、主に以下の3つです。

1. 医療業界に事業会社側から携われる
2. 技術力とビジネス力が幅広く必要
3. PDCAの量も質も追える

■ 1. 医療業界に事業会社側から携われる
大学の研究室では病院と共同研究を行っています。日々の診療に加えて研究活動も行う医師の先生、1人1人は本当に優秀な方だと感じています。
一方で、自動化せずに膨大な手作業による入力作業、データが共有・処理しにくい管理方法等、医療業界といった大きな枠組みでみると「なぜ?」と思う点が多数あります。医師免許はないけれど、医療業界の課題解決に携わりたいと考えていました。
なぜ事業会社なのかは、後述します。

■ 2. 技術力とビジネス力が幅広く必要
「定量的分析が必要とされる仕事」は必要条件として考えていました。
・ データサイエンティスト(エンジニア寄り)でコーディングのみ
・ 研究開発職(データ分析)で特定分野の專門性と分析のみ
・ コンサル・ビジネス職(分析寄り)で、必ずしも毎回定量分析はしない
上記のような技術力とビジネス力の比率は、個人的にはちょっと違うなと感じました。
他方、エムスリーでは分析スキルはもちろん、各事業へのコミットも特に必要とされると考えています。基本的にジェネラリスト寄りの性格なので、技術力もビジネス力も伸ばせる環境の方が合っていると思いました。

■ 3. PDCAの量も質も追える
量:プロジェクトのPDCAサイクルが短い
飽き性な点、20代のうちに多くのプロジェクトを経験しておきたかった点から、ファーストキャリアはPDCAサイクルが比較的短い働き方が良いと考えていました。エムスリーのデータ分析グループは年間10~20程度のプロジェクトを担当するので、沢山失敗して(!?)早く成長できるのではないかと思っています。

質:担当範囲が広いため視座の高さが求められる
また、大規模プロジェクトの一部を担うよりは、小規模でもプロジェクトの起承転結に広く関わりたいと考えていました。データサイエンティストが各サービスを担当し、課題発見から展開まで全プロセスを一気通貫で行うエムスリーは、この点で魅力的でした。

他の選択肢と迷った理由

迷っていた理由の1つは「医療業界との携わり方 = プレイヤーとして関わるか、クライアントワークで業界全体に関わるか?」でした。

・巨大な「医療業界」に対して一企業ができることは限られているのではないか?
・他の業界知識もある方が、多様な解決策をとれるのではないか?
という理由から、クライアントワーク企業のデータサイエンティストやコンサルとして業界全体にアプローチすることも考えていました。

最終的には「自分たちで新しく事業を作っていく方がワクワクする」という気持ちを大切にして、事業会社側から関わることに決めました。
加えて、エムスリーなら日本の医師の90%以上、世界で600万人以上が利用する比類がない医師プラットフォームがあるため、「見えること」や「できること」が多いと考えています。

さいごに

一時期は周囲も呆れるほど内定承諾先を迷い、多くの方に相談に乗って頂きました。
・各内々定先の社員の方
・内々定先以外のデータサイエンティストの方
・エムスリーを退職された方(!)
・先輩、友人、家族、その他お世話になった方

「自分が何をやりたいか・どうなりたいか・どう価値を発揮したいか」という、初心を思い出させて頂くようなお言葉も、担当役員の島田さんに頂きました。
そんな皆さんの支えがあり、最終的には納得感をもって意思決定できました。データサイエンティストとして1日でも早く会社、そして医療業界に貢献できるよう、春から精進していきます!

エムスリーのデータ分析グループでは、今年もインターンを募集中です。興味を持っていただけた方は是非ご応募ください。
https://jobs.m3.com/data-scientist/