僕と音楽、そして歌。
歌が好き。聞くことも好き。
だけど歌うことはもっと好きだ。
僕の人生において、歌というのはいつもそばにあり、そしていつも1番近くで支えてくれた。
小さい頃は親の影響でSMAPや平井堅、マイケル・ジャクソンを聴き、車の中で熱唱し、それに飽き足らず親戚一同の前で発表会もした。
学校に入ってからは音楽の授業にどっぷりと浸かった。合唱コンクールが大好きだったし、卒業式や入学式で歌う合唱曲もすごく好きだった。
中学2年だか3年だかの時に女子に混ざってソプラノパートの発表オーディションを受けて、代表の座を勝ち取り、全校の前で独唱した滝廉太郎の花は恥ずかしかったけど今でも良い思い出だ。
高校に入る頃には思った通りの高音が出なくなってしまい、声変わりを憎んだ。
この頃は乃木坂や欅坂にハマっていたので、彼女らの曲をよく聴いた。放課後はよく友達とカラオケに行き、オク下げでガールズルールや世界には愛しかないを大熱唱した。
僕の推しだった橋本奈々未さんの影響でラジオ番組SCHOOL OF LOCK!!を聴くようになり、そこでgo!go!vanillasやShout it Outと出会った。
大学に入り、高校の時に人が集まらなくて断念した念願のバンドサークルに入った。
入サーした時には全然バンドを知らなかったから、先輩や同期に勧められて初めてのライブではちょっとだけ知っていたスピッツとDOESを歌った。
そこからは荒波のようにみんなのオススメの曲やバンドが押し寄せてきて、
クリープハイプやMy Hair is Bad、マカロニえんぴつやHump Backを知った。
世代は少し遡るが、銀杏BOYZやGOING STEADY、ガガガSP、GO!GO!7188なんかも教えてもらった。
YouTubeで自分でバンドを開拓していくこともあった。
ハルカミライ、ハンブレッダーズ。
僕の大好きなバンドの彼らとその音楽とはここで出会った。
大学4年の頃、コロナで開催が危うく思われた学園祭はガチガチの対策の上でなんとか行われ、
サークルの仲間たちと中庭のでっかいステージでハルカミライの「世界を終わらせて」を歌わせてもらった。
あれは完全に、僕ら世界の真ん中、だった。
社会人になってからは一人カラオケに行くことが増えた。
歌う曲はこの文章の中に登場したアーティストたちの曲だが、これからもっと増えていくかもしれない。
YouTubeや音楽配信サービスだけじゃなくて、ライブやフェスにも足をどんどん運んでいきたい。
たくさん現場に足を運んでいる訳では無いが、フェスやライブにたまに行く。生で聴く音楽というのは音源とは全くもって違うなぁと行くたびに再認識する。
魂や熱や愛や友情やその他諸々喜怒哀楽のこもった生の音は僕が小さい頃から音楽を、歌を好きたらしめる1番の理由だ。
もちろんそれは人によってスポーツで感じたり、勉学で感じたり、仕事で感じたり、もっと他のもので感じたりと異なるのだろう。
僕の場合はそれが音楽であり、そして何より歌であった。
学生の頃とは違い、発表の場や披露する場がある訳でもないから、最近はめっぽう聴く側、享受する側に回っている。
けれど心の中ではずっと、いつか自分も誰かに、なにも自分の音楽で、とまでは言わないが、誰かの音楽を通してでもいいから、熱を感動を衝動を伝えたいと思っている。
音楽はいいぞ!歌はいいぞ!