【検証、検証、検証。】


仕事柄よく聞かれることの一つに、
「このサービスってニーズあると思いますか?」
があります。

この質問が出るのは大抵、
世の中に類似のサービスがないか、
類似のサービスがヒットしてない場合。

ターゲットもあまり一般的ではなく、
見込みユーザーとの接点が少なく、
「このサービスは多くの人に求められる!」
と確信が持てない場合。

そんなサービスを始めて収益は立つのか、
不安になって最初のような質問が出ます。

じゃあ僕がそれに対して
適切な答えを持っているかと言えば、
そんなことは滅多にありません。

僕自身がそのサービスのターゲット属性と近ければ
「僕だったら欲しいです/要らないです」
と言えますが、
そうでなければ、僕の感想なんて
何の当てにもならないので、お話はしません。

それよりも、
「ニーズがあるかどうか、検証しましょう」
というお話をします。

ニーズでもいいし、何でもいいけれど、
意思決定するには正しい情報が必要です。

じゃあその正しい情報が手元になかったら、
情報を取りに行けばいいのですが、
ググる以外の情報取得の仕方が分からない
という方は多いです。

しかし、ググって出てくる情報はほんの一部です。
だから、アンケートを取ったり、
トライアル版を試してもらったり、
類推をしたり、
テキストマイニングをしたり、
SNSでヒアリングしたり、
いろんな方法で情報を取ることを画策します。

つまり、
「ニーズはある」という仮説が正しいか
検証するということです。

僕はおそらくマーケターの中でも
この検証フェーズが好きなタイプ。

施策後の効果検証も大切ですが、
施策が成功しそうかどうか、
その手前でリサーチしたり実験したり。
意外とそういうことをやらない人は多いです。

いわゆる「石橋を叩いて渡るタイプ」です。

大胆な手法が嫌いなわけではなく、
バクチを打つのが好きじゃないだけ。

はじめての大技に全幅の信頼を寄せて
大舞台ではじめて使うのではなく、
大技の有効性を事前に検証する感じ。

大胆な手法を使うにしても、
できる限り成功確率を上げたり、
失敗しても次の改善につながるような
仕掛けは組み込んでおきたい。
失敗した時の二の手も考えておきたい。

昔、モード学園HAL(名前変わった?)の
CMで使われたコピーが今でも好きです。

「勝つまで、負けない。」

ビジネスで失敗をゼロにはできないけど、
その確率をできるだけ少なくしたり、
ダメージを最小化することはできる。

本当に負けない限り、
勝てるチャンスはくると思うので。

↓荒い画像しか落ちてなかった…残念。

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