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#11 恵比寿のカフェ

ゆうたのマンションでの宅飲みがあった翌週、
テレワーク中 Teamsチャットで後輩のアキトから連絡がきた。

アキト:先日は酔っぱらっちゃってすみませんでした🙇‍♂️
    あと、先輩とゆうた先輩って付き合ってますか?
わたし:全然大丈夫だし気にしないで!ゆうたとは付き合ってないよっ
アキト:そうなんすね、、俺あの日、聞こえちゃって、、w
    大丈夫っす、俺誰にも言わないんで😎

えっ?もしかして、、起きてた?ドキドキしながらあの日の夜を思い出した
え?やばい、いつ?・・・

わたし:チャットではむりだから、今度お茶しない?
アキト:了解っす!

金曜日の夕方、恵比寿のカフェで待ち合わせた。
ちょっとうざいとこあるけど、身長高めで服のセンスはそれなり
1年前彼女と別れて以降、筋トレで鍛えてるらしい。
「で?聞こえたって何?」
面倒なのでわたしからストレートに切り出した。
「先輩、ゆうたさんとエッチしてましたよね?」
アキトからもストレートにちょっと強気目で返ってきて、怯むわたし
「え?」
「俺、夜中聞こえちゃいました、、先輩のめっちゃエロい声」
アキトにまっすぐ目を見つめられて、恥ずかしくて何も言えなかった・・
「ゆうたさんと付き合ってないなら、俺と付き合いません?」
「え?」
「俺、前から先輩のこと気になってて、ゆうたさんに相談してたんですよね・
 なんで、良かったら付き合ってください。」
アキトの体育会系で爽やかでストレートな告白が正直嬉しかった。
ただ、特定の恋人を作らないと決めてもう何年も経つし、
他の男性たちとのこともあるので即答はできなかった。
「ありがとう。まだわからないけど。。今度ご飯いこっか」
「返事は少しまってね、」(とりあえず、口封じ成功)
「嬉しいっす🥺」
まだ大人になりきれてない25歳男子は爽やかでとても可愛く思えた。
普段よく見えなかったけど、Tシャツから透ける筋肉がとてもエロかった・・

つづく・・

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