"逃亡日記" 第二夜 「偶然と想像」
1/10濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」がゴールデングローブで4つの賞を受賞のニュースが飛び込んできた。
繊細な人物描写、印象的ないくつかのシーン、圧倒的な映像美と構成の巧みさ。音楽も素敵(石橋英子)何より明るいラストが良かった✨スクリーンで観たくなる映画。
昨夜は同じ監督の「偶然と想像」を配信で鑑賞。
ミニシアター系に限らず、「映画館で映画を観る」ことが手間をかけたお作法(なんでネットでチケット買えるのに一旦発券するの??とか)になってしまったので、うっかり見逃しちゃうことも…。
「偶然と想像」は(おそらく実験的に)Reelというプラットフォームでシアターと同料金で公開されてたので、自宅PCから観れた。
賛否はあると思うけど、個人的にはこのスタイルは増えて欲しい。
「偶然と想像」は「魔法」「扉は開けたままで」「もう一度」の3つの短編で構成されてて、設定やあらすじはほぼ公開されてる。
1話の登場人物は2人から3人。なのにありえないほどの偶然と想像の斜め上に進むストーリーと絡み合う人の思い。繊細で大胆で複雑味のある味わい…ネトフリでもジブリでもない、丁寧に仕込まれたオトナのための映画。日本風の庭園みたいな?またはフランスとかヨーロピアンな感じ。
「スパイの妻」も面白かったし、「寝ても覚めても」はなかなかにこってりだけど、濱口ワールドをもっと知りたい方にはおすすめ。
映画っていう文化も変わっていくだろうし、衰退していくのかもしれない。でも配信ドラマとは一足違ったこの体験、私は好きだな✨
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