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#きょうのコピー229日目

今回はトヨタ自動車の企業メッセージのコピーをご紹介します。
正確にはコピーというより、スローガンやステートメントに近いかも知れません。

最近に限った話ではないかも知れませんが、スローガンやステートメントを社外に伝えるケースが多い気がしています。

本来、スローガンやステートメントは対社内に使用するものだったと思いますが、それをあえて社外に宣言することがブランディングの一つの手法になっているのかなと思います。

ではでは早速ご紹介しましょう!

もっとよくしよう。

もっと現場を歩こう。すべての答えはそこにある。もっと製品と向き合おう。

モノは人よりも真実を語る。もっとお節介になろう。仕事は自分だけでは終わらない。
もっと簡単にしてみよう。誰にでもできることが最高のアイデアだ。
もっと立ち止まろう。突っ走っていると見えないこともある。もっと地域と共にあろう。自分の根っここそが大切だ。
もっと誇れる未来をつくろう。この国にはその力がたくさん眠っている。
もっといいクルマをつくろう。私たちのすべてはそこから始まる。
さあ、もっとよくしよう。

TOYOTA

少々長いボディコピーですが、トヨタのものづくりに関する基本姿勢が宣言されているコピー&ボディコピーだとお思います。

自分たちのクルマづくりに対する姿勢を明確にする。これこそが最高のブランディングなのかなとも思います。

要はスタンスを明確にすることですね。
「私たちはこういう想いでクルマづくりをしている」「この考えこそがクルマづくり・企業姿勢の根本だ」という姿勢を明確にしています。

この手の広告はすぐに売り上げアップにつながる広告ではないと思います。
でも、企業姿勢を明確にすることで少しづつファンが増えていくのかなとも思います。

そういう意味でも、まさにブランディング広告だと思います。
中長期的にファンを増やしていくタイプの広告ですね。

おしまい
書いた人:和田裕史

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