西村佳哲
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インタビューのワークショップと、かかわり方の学び方|遠野 Ⅱ
友人から相談をもらい、5月のプログラムを再編することにしました。5/13〜16の「馬と、鳥羽和久さんと」の前にもう一つ、5/9(木)〜12(日)の日程で「馬と、子どもたちと」をひらきます。
また当初5泊6日で予定していた「インタビューのワークショップ」を、5/5(日)〜8(水)の3泊4日にしてひらきます。以下簡単な説明を。
A)インタビューのワークショップ|3泊4日編
2024年5月5日(日
12月のふりかえり|誰も彼も精一杯やってこのありさま
サクッと書きたい。
12月◯日
久しぶりに『PET』(三宅乱丈)を読み返し最終巻で泣いた。ストーリーは重厚で、切ない。
『PET』には「人間は記憶によってなんとか生きている」という人間理解がある。記憶には、その人を支えつづけるそれと、痛めつづけるそれで出来ている場所があり、「ヤマ」と「タニ」と呼ばれている。この物語では、そのどちらを損なっても人は壊れてしまう。
〝記憶〟が人が生きてゆくこと
インタビューのワークショップと、かかわり方の学び方|遠野
*予定を一部変更します。5月6日〜11日の「B」を、5/5〜8「インタビューのワークショップ」3泊4日と、5/9〜12「かかわり方の学び方|馬と、子どもたちと」3泊4日の二つに再構成。詳しくは 新しい告知ページ をご覧ください。
GWの頃クイーンズメドウ・カントリーハウスで、2つの「インタビューのワークショップ」と「かかわり方の学び方」、計3つの滞在をひらきます。一つづつ紹介させてください。
11月のふりかえり|見えているのに、見ていなかったものが
今月はコンパクトに書きたい。
11月◯日
生活工房へ「子ども・おや・じぶん 親子関係を生きる君へ」を聞きに。鳥羽和久さんと直にお会いするのは初めて。
彼は現実的。現実の捉え方の解像度が高くて、あとここが大事なところだと思うけど理想がある。それをベラベラ喋りはしないけど。
宮崎駿さんの「理想を失わない現実主義者にならんといけないんです。理想のない現実主義者ならいくらでもいるんですよ」という言葉
10月のふりかえり|表現者には難しい時代で、同時に、役割がハッキリした時代を生きていると思う
写真上:前田聡子
先月の遠野滞在のつづきから。今月はなんでだか長い。
10月◯日
「インタビューのワークショップ」の中で、参加メンバーと〝物語〟の話になる。本人は「前にこういうことがあったから、いま自分はこうで」といった因果関係で自分を語りがちだけど、そんなことはなくて、実はすべて〝たまたま〟なんじゃない?
きき手も過去・現在・未来の流れで人を理解しがちだ。一貫性や、同じ一つの物語を生きて
9月のふりかえり|個人性をつぶさない組織や、社会であって欲しい
9, 10月のメモ帳をなくした。忘れちゃったことは、忘れてしまっていいのかな。
9月◯日
西荻窪の矢田部英正さんを訪ねる。彼は武蔵野身体文化研究所の主宰で、知り合ってもう20年くらい。以前つくってもらった椅子の調整が済んだと連絡があり、受け取りに行った。
彼の家は遠藤新(フランク・ロイド・ライトの弟子)の設計で、訪れるのが楽しい。古い建築は維持がひと仕事ですね。石州清水流の先生でお茶も点てて
8月のふりかえり|たいていのことは〝たまたま〟なんじゃないか
2ヶ月にわたるワークショップ群が終わった。たまっている月報を書きたい。
8月◯日
大阪へ出張。同じタイミングで来阪していた友人+橋本久仁彦さんの4人で、天神橋の店で飲み食いする。
以前Twitterに「いい店を教えて」と書いたところ、ある人が薦めてくれたお店の一つで、小柄な若い女性が切り盛りしている。たまに食べに行くようになって一年。その間に「もう一つお店を出して、大変です」と聞き、今回「も
7月のふりかえり|小説は、叙述と描写と会話で進む
今月は駒沢敏器さんの作品を経て、片岡義男さんと出会い直した月。自分の言葉で書いて、この身体で生きてゆきたい。
7月◯日
久しぶりの海外。行き先はチェンマイ。誘ってもらったので行った。チェンマイは古都で、赤道に近く成長も早いのだろう。街中の木々の背丈が高く、心地のいい木陰の空間が多かった。
帰ってから3本のInstagramを投稿した。
>はじめてのチェンマイ
>滞在したホシハナ
>感動したパ
BOOK, TRAIL Vol.3の、本と本人
8/11〜13の週末、奈良県立図書情報館で「BOOK, TRAIL 3」が開催された。そこで出会った人と本のことを書き留めておきます。
今回は、2冊の本を選んで集った。1冊目は忘れることが出来ない〝現在の自分につながる本〟[a]。2冊目はまだ読んでいないけど目にとまる〝なぜか気になる本〟[b]。
初日・8/11(金)乾 聰一郎(奈良県立図書情報館)の2冊
乾さんは2年ほど前に大きな病気を体験
2023年6月のふりかえり|やっているうちに面白くなるのに
photo above: Takusen Inamoto
今月のハイライトは、「かがやきロッジ」の看護師・赤池芳恵さんと、丹後半島の鈴木昭男さんとすごした別々の時間が、首位を争奪中。
5月◯日
日本仕事百貨が試している合同説明会(就活)のオルタナティブ「かこむ仕事百貨」が、北軽井沢のTAKIVIVAで開催された。2年目。一緒に滞在して、ファシリテーションのごく一部を担当。
仕事百貨は、でき
2023年5月のふりかえり|恩返しをいそがないと
5月は半分以上遠野のクイーンズメドゥ・カントリーハウスですごした。引っ越すわけじゃない。
4月末〜5月◯日(GW)
二つの「インタビューのワークショップ」と一つの「書くワークショップ」で、3週間ほど遠野に滞在。約20名と一回性の高い時間。いちいち帰って荷解しなくていいこの連続開催は好ましい。
その最中に、筑摩から『自分の仕事をつくる』のKindle版が発売された。読み返すと恥ずかしいので(想
2023年4月のふりかえり|一人では学びにくいので、いい仲間がいる
4月は5月の前の月、と書くとあたりまえだけど、GWにひらくワークショップの準備がいつも中心にあった。
4月◯日
2/23にあった、「どう?就活」を一緒につくっている生活工房/中村幸さん渾身のプログラム「対話の効能」における斎藤環さんの「オープンダイアローグ」レクは、自分にインパクトが大きかったようで、終了後に長いツイートを連投している。その最後の1本を書いた。
本を読んだり、ある人の話を聞い