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リモートワーク

外資系企業に20年以上勤めている中で、ここ10年くらいはほぼリモートワークで業務ができる環境になってきました。メールやファイル共有も、サーバーからクラウドに移り、ネットワークと電源さえあればできる業務がほとんどです。

今の職場はリモートワーク環境がかなり進んでいます。そもそもコンサルティングはクライアント先に行くことが多く、結果的にプロジェクトチーム以外で一堂に会することは少ないため、部署のミーティングでも電話会議(Conference Call)で各自色んな場所から参加することになります。必要なければ定時に出社する必要もありません。どこかで仕事をしておればいいわけです。転職して最初に驚いたのは、バックオフィスの人以外は基本的に定期的な通勤手当がありません。プロジェクトベースでコストとして都度申請する形になっています。合理的といえばそうですが、こっちとしては面倒なんですけどね。。ともあれ現職のリモートワーク環境は、今回のコロナ騒動での出勤抑制下においてもそれは上手く機能しています。

ちなみに電話会議にはMicrosoft Teamsを主に使用しています。私はそのほかにはSkypeくらいしか利用したことがないのですが、まあそれなりに快適かな。。と思っています。

前職ではエンジニアだった時期もあり、そのころはデスクトップで計算処理とか複雑な操作とかあったので、リモートでそれを行うことは難しかったのですが、今はおそらくリモートログインやリモートデスクトップでそれなりに進められるような気がします。最もリアルタイム性を求められる画像・形状処理などは、現状のネットワーク速度をもってしてもまだまだ困難でしょうが。。ただ、前職でも、米国在住の同僚などは、基本的なツールは全て家に揃えてしまい、基本ホームオフィス、(家がだいたい田舎にある)本当に必要なときだけ出社するというスタイルでした。

リモートワークの問題点

リモートワーク可能ということは、言い換えると「もう金曜日夕方だし、これは週末やってしまおうか」という甘えを生み出しがち、また週末きっちりと休むべきところを「来週の○○が気になるから日曜日やっておこう」というよろしくない癖がついてしまう、という側面もあります。これはけじめがつかないのでダメですね。ずっと仕事をしてしまう危険性があります。仕事が頭から離れず常に難しい顔をしてしまい、家族にも嫌がられます。

ブレーンストーミングのようなアイデア出しの会議は、リモート会議は向いていないと思っています。やはりホワイトボードやでかい紙、ペン、付箋などを駆使しながら物理的に集合してやった方が発想が飛躍し、またそれぞれのアイデアがうまく交錯、発展するでしょう。

これは今回の騒動特有の話でしょうが、私も基本家からの仕事になり、加えて子どもたちも通学できず家で勉強しているため、家族全員がストレスたまっていますね。。週末に家族で出かけられるわけでもなし。。

まとめ

今回のコロナ騒動で日本のリモートワークはさらに進むでしょう。そもそも本質的にオフィスに通勤する(しかも決まった時間に!)必要のない人間が多数通勤していることが日本社会の大きな問題だったわけで、それを再考するきっかけになったと思います。日本の企業もリモートワークの環境を整備/利用し、一方でFace-to-Faceのコミュニケーションも適宜利用していくというワークスタイルになっていけばよい。。と願っています。

本当、朝同じような時間に多くの人が家から会社に行くのは大変な無駄ですから止めましょう!


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