スプラッターおばか映画を真面目に見てみる

2回目の投稿にして、すでに当初の予定とはズレたただの雑記です。

いざ、しっかりとまとまった記事を書こうとするとどうしても時間がかかりそうで...三日坊主にならないためにも、とりあえず書きたいことをサクッと書いてみようかなと。

というわけで、今日は土曜日ですね。土曜日といえば、王様のブランチ。主に見ているのは映画とグルメのコーナーくらいですが、なんだかんだ毎週欠かさずチェックしている気がします。(たまに寝坊して映画コーナーが終わっていると、寝すぎた自分に若干絶望する)

今日はオリラジ藤森が夏休みに見るべき映画としてオススメしていた、とある映画が面白そうだったので、早速鑑賞しました。2010年公開のアメリカ映画「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」です。

↓予告(R-15なのでグロ苦手な人は注意)

一言でまとめると、ただのスプラッターコメディ、つまりB級おばか映画です。

ある山奥で、タッカーとデイルという二人の男VSイケイケ大学生グループの壮絶(おばか)なバトルが繰り広げられ、あれよあれよと言う間にどんどんみんながグロい死に方をしていくという...。

オリラジ藤森も言ってましたが、この映画の肝は、ア◯ジャッシュのコントさながらの「すれ違い」。このバトルのきっかけも、どんどん人が死に悪い方に転がっていくのも、すべては単なる「勘違い」のせいなんですよね。

そこが鑑賞者からするととにかく笑えて面白いポイントなんですが、ちょっと真面目に考えてみると、人間の勘違い、つまり「思い込み」って本当にやっかいだなっていう。

これは、心理学でいうところの「認知バイアス」の問題ですね。(それっぽくつなげた)

人は、周囲の出来事だったり自分や他人の行動について原因を探ろうとする(これを帰属という)時、まあいろんな偏った見方や思考をしてしまうもので。自分はどんなときでも客観的な人間だ、と思っている人でさえも。

こうした偏りを認知バイアスといって、いくつか種類分けできるのですが、社会心理学において特に重要なのが「根本的帰属エラー(対応バイアス)」というもの。これは、他者の行動の原因を、その人の内的な問題(性格など)によるものだ、と思い込んでしまうことです。例えば、誰かが3限の授業に遅刻してきた時に、本人が「電車が遅れて...」と言っているのにも関わらず、「いや、あいつはどうせ寝坊したんだろう」と思い込むことです。(1限なら電車の遅延はよくあるけどね、3限だとあんまりないからね)

...とまあこの認知バイアスの問題はいっぱいあるそうなのだけれど、何が言いたかったかというと、この映画には最初から最後までこの認知バイアスの問題が散りばめられてて面白かったという話です。(雑)

もうすでに書くのが疲れてきたのでだいぶ割愛すると、特に印象的だったのが、ラストの二人の対比。このバイアスを克服できたデイルと、最後まで克服できず呑まれてしまったチャドのコントラストが上手く描かれていて、ちょっとしたカタルシスすら感じたな、と。(言い過ぎ?)

とまあ結局無駄に長くなってしまった割に書きたいことがあんまり上手く書けなかった気もするけど、もうこれ以上書くと今回限りでやめそうなので一旦終えます。

ぼやぼやと考えていることをいざ文章にするのって、やっぱり難しいね。

とにかく今回の主題は「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」がB級映画なんだけど心理学的な視点からも面白かったということ。以上。

↓アマプラで見れるのでグロ平気な人はぜひ



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