好きでなにが悪い!
とりあえず、今回は私自身の話をしようと思う。
今年で30歳になる保育士。女。独身。広島出身。実家暮らし。
短大を出てから保育士として働き、今年で9年目になる。卒業後すぐ務めた幼稚園ではうまく馴染めず10か月で辞めた。家族経営の幼稚園で、特殊な空気が流れていた。評価は上司の好き嫌いによって決められるような場所だった。退職してからは半年ニート、そして公立の保育所でまた勤め始めた。そして今に至る。
・・・あ、今回話したいのは、仕事の話ではない。本題に入ろう。
ある時、職場の上司に
「あなた、いつまでもそんなことしてるから結婚できないのよ」
と言われたことがある。
「そんなこと」というのは、私の趣味(というかもはや生き甲斐)のことだ。この言葉に当時の私は笑って受け流したが、心の中では「は?放っといてくれ」と腹が立った。私が結婚しようがしまいが、あなたになにか関係ありますか?結婚しないことでなにかご迷惑でもおかけするんですかね?本当に意味が分からないんですけど。別に結婚したいとも思ってませんけど?
・・・おっと。思いがあふれてしまった。
前述したとおり、「そんなこと」と言われた私の趣味は、趣味というよりもはや「生き甲斐」であり私のすべて。そんな私の「生き甲斐」を「そんなこと」と笑った上司には本当に人間性を疑ったし、それと同時に私の「生き甲斐」は未だに理解されないのか、と悲しくもなった。
前置きが長くなったが、ここから私の「生き甲斐」について話そうと思う。
私は「ジャニオタ」である。
今から15年前、2005年1月に放送された日テレ系土曜ドラマ「ごくせん」(第2シリーズ)がきっかけで、KAT-TUNの亀梨和也を知った。それからあらゆるテレビ番組、雑誌でKAT-TUNを学んだ。ただ顔が好きだったのに、その人間性にもどんどん虜になり、抜け出せなくなった。まだデビュー前だったKAT-TUNの大躍進は、今後も語り継いでいくべき異例で異彩を放つグループだった。
KAT-TUNは2006年3月22日にメジャーデビュー。デビューシングル「Real Face」はミリオンヒットを記録。大々的なデビューだった。2009年には東京ドーム10日連続公演という記録を打ち立てた。飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさにこのことだ。
ご存知の方も多いと思うが、KAT-TUNは6人でデビュー。その後ひとり、またひとりとメンバーの脱退が続き、10周年を前にメンバーが3人になった。10周年の記念のライブを終えたあと、約2年に及ぶ「充電期間」というグループの活動休止期間に入る。そして2018年、再始動した。
メンバー脱退には、ファンも大きく疲弊した。しかしそれでもファンを辞めるという気持ちには一切ならなかった。充電期間中のグループ活動ができない間も、3人は3人なりに自分たちの道を探し続けていたから。
だからこそ活動再開の時には心から喜んだし、本当に幸せだった。復活の東京ドーム公演は涙で溢れた。何度も言うが本当に幸せな空間だった。
2018年は「CAST」というツアー、2019年には「IGNITE」というツアーで、私は行ける限り遠征した。それでもきちんと考えて無理をしないように遠征しているつもりだ。基本的には日帰りできる範囲で食費や宿泊費を減らしている。
ツアーが始まると毎週遠征しているような感覚になってしまう。もちろん仕事との兼ね合いもあるが、迷惑をかけない程度に有給を使ったり、シフトを調節したりしている。
上司からすると、これが納得できないのだと思う。
そんなん知るか。迷惑かけてねぇよ。
オタクというものは熱しやすく冷めにくいもので、気づけばKAT-TUNにとどまらず、嵐、NEWSを追いかけ、昨年の冬からSnow Manを追いかけ始めた。
おかげで、毎日が最高に楽しいのだ。
これの、何が問題なの?
人が幸せを感じることなんて、それぞれ違って当たり前。美味しいものを食べるのが幸せ、綺麗な景色を見るのが幸せ、好きな人と一緒にいるのが幸せ。そのどれもが、「自分にとっての幸せ」である。
私の幸せは、大好きな彼らをずっと応援すること。
彼らと共に歩んでいくこと。
これに尽きる。
私は私が幸せだと思うことを、これからも大事にしていきたいし、周りにどう言われたってブレない強さを持ち続けたい。
上司には悪いけど、私の推しはあなたより遥かに尊敬できる人なの。あなたに出会うずっと前から推しを尊敬して生きてるの。上司を全く尊敬してない訳では無いけど、推しには勝てないよ。
「そんなんだから結婚できないのよ」
そんな言葉でオタクを辞められるほど軽い気持ちでオタクやってないし、だからどうした!!って声を大にして言いたい。
ジャニオタを認めてほしいとは言わない。否定的な意見があるのも仕方ないし、理解できないのも仕方ない。
理解できないのなら、
ほっといてくれ。
私は私の好きなように生きるだけだ。
これからもずっと彼らを応援するし、ジャニオタである自分に自信を持とうと思う。
私を幸せにしてくれる彼らと共に生きていくことを、ここに誓う。(あれ?結婚式?)
別に元々周りに流されるようなタイプの人間ではないが、この上司のおかげでもっと自分を貫こうと思えたのでそこだけは感謝である。
読んでくれてありがとう!
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