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充電器選びの基本!ワット数とスマホの急速充電

「充電器の出力なんて気にしたことがない」

先日同い年の友人に聞いたときも、よくわからんと言われました。

というわけで今回は、充電器の出力について、最低限知っておくべきことをお話しします。

  • 今使ってる充電器の充電が遅すぎる

  • 充電器の選び方がわからない

こんな方のお役に立てる内容です。
出力のちがう充電器での検証結果もお見せします。


出力で見るのはワット数

「電力(W)=電圧(V)×電流(A)」理科の授業で習いましたね。

大前提として、充電器の出力はワット数を見ましょう。
製品によっては、「〇アンペアで急速充電」なんて表記もありますが、見なくていいです。

各端末に必要な出力

スマホやタブレットの急速充電に必要な出力は次のとおりです。一部例外もありますが、おおよそこれくらいと把握できれば十分です。

  • スマホ:20W

  • タブレット:20W~30W

  • ノートPC:45W~65W

スマホの充電は20W!とにかくこれだけはおさえてください。

ちなみに、これはあくまで急速充電に必要な出力の目安です。この数値未満の充電器でも、充電自体は可能です(ノートPCは機種によりますが、最低でも30Wくらいないと充電できません)。

ワット数の確認方法

充電器の出力の確認方法は主に次の3つです。

  • 商品パッケージ

  • Amazonなどの商品ページ

  • 充電器本体の裏面

たとえば本体裏面にはこのような記載があります。

本体裏面は電圧(V)×電流(A)での表記も多いですが、ここでも必ず、ワット数を見ましょう。

どうですか?普段スマホに使っている充電器は20W以上でしたか?
おそらく20W未満の充電器を使っている方がほとんどでしょう。

ちなみに、昔のiPhoneやiPadに付属していた充電器の出力はそれぞれ5W・10W・20Wです(写真左から順に)。


充電テストの結果

自分の充電器の出力を確認したところで、こんな疑問がわくと思います。

「さっき言われた必要な出力より小さいけど、問題なく充電できている。スマホに20Wってべつに必要ないのでは?

たしかに、5Wの充電器でも充電自体は可能です。でも、遅すぎるんです。誤解を恐れず言えば、充電する気ある?ってくらい遅いです。ぼくはもちろん普段使いしませんが、検証のために使ってみて愕然としました。

iPhone12とGalaxy S24を残量1%から充電した結果がこちら。
※スマホは満充電に近づくと充電速度が緩やかになるので、注目すべきは満充電までの時間ではなく、30分・60分といった限られた時間でどれだけ充電できるかです。

どちらも、20Wなら60分で80%以上なのに対し、5Wや12Wでは50%にも届きません。「充電残り少ない!今のうちにちょっとでも充電!」と思ったとき、同じ15分で30%か10%では雲泥の差です。

普通の人は充電時間の計測、ましてや比較なんてしないと思いますが、こうしてみると明らかに差があることがわかりますね。

急速充電すごっ!と思った方はぜひ使ってみてください。
一度使うともう手放せなくなりますよ。

まとめ

  • 充電器の出力はワット数(W)を確認

  • スマホは20Wで急速充電

急速充電めちゃくちゃ快適ですよ!というお話でしたが、

「寝てる間に充電するから遅くてもいい」
「自宅や職場で充電器につなぎっぱなしだから遅くてもいい」
こういう人も一定数いると思います。

正直これには何も言えません。友人もどちらかというとこっち派でした。

でもぼくは、

  • 朝、身支度してるとき

  • コンセントの数が少ないとき

  • 外出の多い仕事で、事務所に戻ったわずかな時間

  • ホテルのベッドでごろごろしたいのに電源が遠いとき

いろんな場面で急速充電のありがたみを感じます。なにより、せっかちな性格なので充電が遅すぎるのは耐えられないです。5Wでの充電テストも苦行でした(笑)。

急速充電で生活がちょっと良くなる。初回から主観強めの内容となりましたが、これからもこんな感じで、普段言いたくてたまらないこと、100人中1人くらいは共感できる人がいるだろうなってことを書いていきます。

次回も充電器のお話です。とにかく出力が大きいものを選べばいいの?いいえ、もちろん他にも見るべきポイントはあります。


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