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自作キュポのキャラクターについて 5.ネノの説明

自作キュポとして製作したキャラクター4人目、ネノについての説明です。今回はキャラの性質上、ダークな成分が多めになっています。


ネノは悪霊。見た目は人間でいう10歳くらい。身長は少し低め。名前の由来は「ヒノ」と「ネコ」からで、ヒノが考えたもの。悪霊故に歳をとらない。
元々魂だけの存在だったものが主(現在はヒノ)の心を取り込むことで姿形を得るため、本来の姿というものを持たない。何十年か前に兵器として作られた悪霊であり、悪霊にされる際に元の体は跡形もなくなってしまったため、元が人間だったのか人間以外のものだったのか、もはや知る術はない。

容姿

ヒノを少し幼くしたような見た目。瞳やリボンなど、一部の色が異なっている。戦闘時はヒノと同じくリボンの先に浮かぶよう青い火が灯る。
羽の結晶の色鮮やかさはこれまでに取り込まれた魂たちの色。時折生きていた頃を思い出すかのようにキラキラ光る。魂を取り込めば取り込むほど色が増えていくが、現在の姿になってからは色は増えていない。

羽を畳んだ状態。結晶は中央の青い部分を残して収納されている。

獣の姿。鼻先からお尻まで約40cm。ヒノとは異なり常時二股しっぽの状態である。


暴走状態

主が誰かに対して強い負の感情(怒り、憎しみなど)を抱いた時、「命令」に従ってその対象の命を奪いに行く。対象の命を奪うと同時にその魂を取り込む。この時は「主の負の感情を具現化した姿」という扱いの存在であり、ネノはあくまでも付属品で本体は主という状態なため、ネノへの攻撃は全て無効となり全くダメージを受けない。羽の結晶中の魂たちは「怨念」となりネノの攻撃力を高める。「怨念」は時折影の姿で結晶の表面に浮かび上がってくる。
暴走状態を止めるには本体である主を行動不能にするか、主本人が攻撃を仕掛けて「命令」を中止させる他はない。


人物

平常時はヒノに似ておとなしい性格だが、少々やんちゃな所がある。普段は生死の境目(冥界のこと。三途の川がある)に住んでおり、川を渡っていく者たちを眺めたり死神に相手をしてもらったりしている。気が向くとヒノたちのいる世界に遊びにやってくる。ニトとは年齢が近いためか仲が良く、よく一緒に遊んでいる。
本来は「命令」を完遂することで主の心と同化していき主の感情の影響を受けやすくなるのだが、今回は最初の「命令」が未遂に終わったため、ヒノの心と同化することなく独立した自我を持っている。前の主の元にいた時はよく「命令」を受けて手を血で染めていたが、ヒノはそういったことを好まない性格のため現在のところは基本的に平和に過ごしている。
ヒノは最初は戸惑っていたものの現在は基本的にわだかまりなくネノに接する一方、スーは過去のことが原因でネノが少し苦手。ネノが冗談でそれらしいこと(「妖精のお肉っておいしいのかなー」など)を言っただけでも過剰反応する。


戦闘スペック

基本的にはヒノと同じようなステータス。平常時は攻撃されるとちゃんと(?)ダメージを受ける。使える技は、炎が青い以外はほぼヒノが使えるものと同じ。
暴走状態では攻撃力が格段に上がり、技も凶暴性が増す。防御力はかなり下がっているものの、前述の主以外による攻撃は効かないという特性のため主以外にとってはほぼ意味を成さない。


という訳で、キャラクター紹介第4回、ネノについての説明でした。他のキャラとはかなり雰囲気の異なる内容なので正直公開するのを少しためらいましたが、せっかくここまで公開してきたんだし、ということで完成させました。
設定については私の考えたキャラクターの中でも一番私の精神状態に影響を受けたのではないかと思います。この際なので言ってしまいますと、結構アレな内容があちこちに見られたと思うのですが、あれを細かく詰めたのは私自身の精神が壊れかけている状態の時期だったんですよ。今になって考えてみると、自分の中に溜まった感情を表に出せるような状況ではなかったため、せめて自分の中でだけでも具体的な形で表現することで多少なりとも感情を昇華しようとしていたのかな、と。それが私の精神が安定してきた頃、他人の心の闇を表現するだけの存在ではあんまりだからちゃんと独立した人格を持たせよう、ということで現在のような形に収まった次第です。最初はヒノの心の闇を具現化した存在という形で考え始めて、ヒノの感情の動きをすぐに反映するような存在だったのですが、気がついたら割と別物になっていました。羽のデザインについてなんですが、最初は赤い羽に青い結晶という畳んだ状態のものしか考えていませんでした。が、影響を受けたものがありまして…それで丸パクりにならないようにしつつそれらしい雰囲気にしようと考えて作ったのが今のデザインです。わかる人にはわかるんじゃないかな、と。
最後にもう一つだけ補足をば。「未遂に終わった「命令」」というものが文中に出てきますが、これは本人が意図的に出した「命令」ではありません。ある意味事故みたいなものです。その内容についてはまた機会があるときにでも書こうかと思います。
これで今までキュポとして製作したキャラクターについての説明は終わりとなります。この後は各キャラクターの過去話について書こうかと考えているところです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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