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インド放浪記6   インドの哲学者

僕にはインド人の顔が、どこ見ても、誰見ても・・・
哲学者に見える~

そうそうインド人って陽気だよ
内弁慶で間違っても好戦的じゃない
張ったりと威嚇は好きなんだけど、それだけ弱虫で気の小さなのを
怖がって隠しているんだと思う

・・・で、いろんなのがいる
なにもせずに1日中寝そべってるのもいれば
努力も工夫もせず愚痴ばかり言ってるのもいるけど
ひとり黙々と直向きに与えられた仕事に熱心なのもいる

僕は、多分、ひたむきなインド人が目に入るのだと思う
そして、また、哲学者がいた・・・と妙に悦に入っている

僕は、そんなインド人の中に何を見てるのだろう?
たぶん文句ばかり言って愚痴をこぼすインド人などほとんど目に入らない
のは自分自身を見る興味がないのだろう

背中は親父だと思う、お袋だと思う
インド人の哲学者にそれを見てるのだと思う
くだらん文句など言わずに直向きに寡黙に静かに働く姿だと思う

インド人は優しい
好戦的にならなければ、誰でも受け入れてくれる
歩んできた道、これから向かおうとする道・・・そんなことよりも
いま一緒にいるのだからなにか楽しもう~という
~なんか、そんな哲学を持っているような気がする

インドは、やはり瞑想の国なんだろうな
ヨギ(ヨガの修行者)が全国のどこにでもいる
そして瞑想を繰り広げている
そんな空気が空を舞いインドという大きなドームを覆いつくしている

ひょっとすると、それがインドなのかも?
瞑想は熟練者になるほどに自分自身の過去生に向かうという
ただ修行不足が深い瞑想に入りすぎると戻れないという
過去の自分に会うのだから、これほど楽しいことはないという

そんなヨギの瞑想の宇宙に迷い込み人類の歴史を
散歩できるのがインドの特徴なのかも?

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