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読み手との距離感

文章を書くとき、難しいなと思っているのが「距離感」
気にかけていないと、丁寧になりすぎてしまったり、フレンドリーになりすぎてしまい、読む人がイヤな気持ちになってしまう。

語尾1つにしても文章の印象は変わり、読み手との距離感が変わるように思います。

丁寧すぎる文章だと読み手との距離感が「遠く」なり、親しみある文章だと「近く」なる。
「~いただけますでしょうか。」なんて書かれると距離が遠く感じますよね。「よそよそしさ」感が強くなります。
逆に「~してもらえますか。」だと近く感じます。悪くとると「慣れ慣れしい」印象を受けます。

これ、すごく話すことと共通しているなと感じます。
話すときは、自分と相手との関係性で言い方を変えたりしますよね。
書くことも同じように、読み手との関係性を意識するといいのかなと思っています。

ただ、話すことと大きく違うのは、「相手が目の前にいない」ということ。
具体的に「この人」という相手が見えない。
だから、距離感が難しく感じるのかなという自分なりの分析です。

よくマーケティングでは、ターゲットを細かく決めるとよいと言われます。
年齢・性別・職業・居住地・趣味嗜好…出来るだけ細かく設定して、その人の行動パターンなどから色々施策を考えていく。

文章もこれと同じで「読み手を具体的にする」と書きやすくなるのかもしれません。

このターゲットの設定は、なかなか想像だけでは設定しにくく感じますよね。私は上手くできません。
なので、実際に存在する「自分の身近な人」を一人決め、その人に向かって書くといいと思います。
ブログなんかは「自分」に向けて書くというのも書きやすいと思っています。

自分がしっくりくる「読み手」を設定し、その人に向けて手紙を書くような感じで文章を書くと自然に書けるかもしれませんね。

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