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【レビュー】MDR-EX650AP

Sonyの中堅機を代表するイヤホンのひとつです。前代の650から何が変更になったのかは分かりませんが、見た目では大して変わっていないように見受けられます。

Sonyというと音的にはたいして期待していないものではありますが、アマゾンなどではベストセラーとも言うべき売れ筋のひとつです。

前回の2018V1版では1BA機のXBA100の方をレビューしましたが、驚異的な解像度を達成しているため、かなり驚きました。それこそBAの能力を限界まで引き出しているのではないかと言うすさまじさで、解像度だけなら並ぶものがないほどで、さすがに自社開発したオリジナルBAの実力には驚いた次第です。

このあたりでいったんSonyのDD機の実力を確認したくなったので、かなりのレビュー数を誇る650の最新モデルであるAPを購入した次第です。


【SONY MDR-EX650APスペック】

■モデルナンバー MDR-EX650AP
■ドライバー 1DD/12mmCAWボイスコイル採用
■感度107db
■インピーダンス16Ω
■周波数特性 5Hz-28,000Hz
■コード長1.2メートル

真鍮製ハウジングでビルドクオリティはかなり高めです。ドライバーは1DDで12㎜ですが、振動板の実サイズは16㎜と同等というかなり大きめのドライバーを実装しています。おそらくこちらのドライバーもオリジナルではないかと思われます。

低域が少し緩めに入るので、聞き始めよりも幾らかタイトになるまで回すのが目安です。全体的にはとても安定した音か出るので、適度に1時間ほど回せば十分かと。

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