るなの学び2020年6月~中枢神経・頸部編~

こんにちは、画像診断医/放射線科医のるなです。私は放射線診断専門医であり、核医学専門医、マンモグラフィ読影認定医も持っております。IVRは苦手ですが、読影は下手ですが好きです^^


日々の臨床の気付きを、4月上旬から備忘録及びアウトプット目的でtwitterに呟いていたのですが、思ったより反響があり、色々な先生からもたくさん勉強させていただきました。

これをtwitterのタイムラインに埋没させるのは非常に勿体ないと感じましたので、諸先生方からの貴重な返信も含めて、まとめさせていただきました。

6月の学びをまとめたいと思います^^今回は”中枢神経・頸部編です^^

こちらの記事も読んでくだされば嬉しいです😊

よろしくお願いいたします!!

*このアカウントはあくまで日常的な勉強の備忘録をまとめたものです。
*誤訳、誤った解釈をしている場合がありますがご了解の上ご覧ください。

*ある程度の医学知識が前提となっている記事です。医療関係者以外が読むと、誤った解釈をする可能性があるのでご注意ください。

*non-evidence based , experience basedな内容を一部含みます。ご了解の上、ご覧ください。
*あくまで個人の意見です。所属するいかなる団体の立場を表するものではありません。ご了承いただきたく存じます。

~中枢神経編~

網膜芽細胞腫は下垂体・松果体に頭蓋内病変を合併することがあります。ほとんどが眼病変が先行するので、診断に困ることは少ないと思われますが、稀に眼より頭蓋内に病変が先行することがあるのでPNETとともに、鑑別に考えた方がいいかもしれませんね。

RGNTは最近クイズでよく見ますよね.正中に厚壁性の嚢胞様構造があるときはRGNTを考えるべきかなと思っています。あとは比較的、充実部の造影効果が強いですよね~!

苦手な骨病変。"溶骨性変化が主体の骨病変""下顎骨・頭蓋骨"などがkey wordでしょうか。なかなか、自分で診断に至るのは難しそうだ~と感じてしまいます。

これ、よく見ますけどなかなか教科書に書いてないんですよね。嚢胞変性と書いている人も多く見ます。CSFがentrapされているというのはなんとなく納得してしまうtextureですよね!

GBSの神経外転移って恥ずかしながら見たこと実臨床ではありません。結構頻度高いのでしょうか?まぁ肺・骨はやっぱり血行的にどこ原発でも多くなってしまいますよね~。

これ結構衝撃的でした。木村先生の引用RTです。動脈瘤は破裂するものはほとんどできてから数日~数週間でできると・・・。たしかに脳動脈瘤フォローのMRIで経過観察していた瘤が破裂したのってあんまり見ないですよね・・。ってことはやっぱりどんなに脳ドックとかいっても、SAHになるときはなるということですね??;_;


画像診断を中心とした医学系の記事を投稿したいと思っています。よろしくお願いします