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わたしが沼を見ているうちに…

撮影で、ほとんどの場合はスマホがあれば足りる。
これは前にも書きましたし、ほぼ事実だと思います。
しかし、それを否定する出来事が起きたのは、秩父市に出掛けたときです。

私の場合、人物は飾りというか、アクセントとして構図に含めます。
主題になることはありません。
しかし、人物を入れることで、構図に誘導性が働くので、その動きは大事です。

スマホの欠点のひとつとして「大きなタイムラグ」があります。
このタイムラグというのは、シャッターを押してからのものと、カメラ機能そのものの立ち上がりの遅さというのも含まれます。

コンパクトカメラは電源スイッチを入れるなり、スリープ解除を行うなりしても、精々数秒です。
しかし、スマホがオフ状態になっていると、そこからの立ち上げにはかなりの時間を要します。
しかも「画面を見ないと」それが出来ないのです。
専用機なら手探りでスイッチは入れられますが、スマホでは出来ないんですね。

秩父市街は、思いの外のスナップ天国でした。
特に秩父神社界隈の裏通りが良い。

…しかしこの時、私はカメラを持っていなかったんです。
Oh!!なんてこったい!!。
悪態を吐いても仕方ない。
スマホでも、まあなんとか撮影は可能でしたが…欲求不満にはなりました。

やはり、やはりそうなのか…。
目の前の「沼」で、妖精さんがにこやかに笑っています。
「…あなたが落としたのは、この銀のOM-3ですか?…それとも金のNikon FA?」
…どっちも持っとらんがな。
知らんがな。
普通のコンデジで良いんじゃが。

結局、また買っちゃうんでしょうね、カメラ。
カメラは道具。
手に馴染まないと、使いきれない。

もちろん、デジイチのセットもありますが…そもそも雨の日に傘差しながらは撮れませんよね。
それで持ってこなかったのが裏目に出ました。

コンデジ…ああ、買っちゃうなぁ、きっと。

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