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【日本沈没 1話】ドラマはドラマで終わらない

1話の放送から少し遅れて『日本沈没』の1話を視聴した。

今までの俺はこうゆう難しそうな内容のドラマは見ないタイプだった。半沢直樹すら未だに見ていない。

けれど、三浦春馬事件あたりから日本の闇とか政治のこととか色々あることを知った。所謂無知の知ってやつ。

ってことで、題名からして教養になりそうな『日本沈没』を遅れて視聴。感想をまとめたい。

▹ドラマには製作者が存在する

ラジオでこんな話を聞いたことがある。

「ドラマや映画、漫画には全て製作者が存在していて、その人は“何か”を伝えたくてそれを制作している」

これを聞いてからは俺の中でエンタメに対する印象がガラッと変わった。

今で言うと『えんとつ町のプペル』なんかがわかりやすい例で、

“挑戦者”キンコン西野が、今まで散々みんなに笑われたり馬鹿にされたりしてきたそのエピソードをルビッチに当てはめて作っている。

キンコン西野は
・挑戦したら笑われる
・信じて進んだ人にしか先は見えない
みたいな、自分の経験から学んだことをみんなに伝えたくてこの作品を作ったのだろう。

▹日本沈没 1話

やっと本題。

日本沈没1話の構図は“根拠に乏しい持論を唱える博士”vs“権力と保身力だけある国”

この博士の持論に対してお偉い国は最初から否定にかかっていた。間違っている前提で話を進めていた。

国側にいる主人公の小栗旬は、父から嘘だけはつくなと言われて育てられてきた。

その自分の芯たる正義と、家族を守っていかないといけないジレンマに苦しみながら最後は真実のために博士側の主張に乗って…といった感じの話だった。

▹未来は見えない

印象的だったのは、博士の「ここは真実をねじ曲げる場所なのか」的なセリフ。

日本の沈没、一国の危機を国側が隠すような行動をしている体制に博士が毒づいていた。

たしかに日本沈没なんて起こるはずないと感じるのが常識かもしれない。けれど、起こる可能性が少しでもあるなら検証の価値はあるし国を守るための政府である。

そのはずなのにこれを公にすれば国民からの支持が下がるとか、国の威信がとか、そんなことを気にして日本政府は動けないし目を瞑る。大丈夫と自分らで言い聞かせる。

その国の体制に疑問を持つ博士役の香川照之、国側の小栗旬、ジャーナリストの杏、が闘っていくっていう物語展開になりそう

▹ドラマはドラマで終わらない

俺が最近エンタメに触れるにあたって意識してるのはドラマをドラマの世界だけで終わらせないこと。

ドラマは確かにドラマの世界の中の話で、フィクションが多いんだけどドラマを作っているのは俺らと同じ人間で、その人が何かを伝えようとしてストーリーを描いている。

小栗旬がかっこいいとか、すごい。とかそんな浅はかな感想じゃなくって小栗旬が、もっと言えばこのドラマの脚本・監督が、俺らに言わんとしていることを読み取って自分の教養にしたい。

ドラマを見てインプット、noteでアウトプット。

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