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カナダ留学体験記 Part 3

お疲れ様です!
あっという間に10月。2021年もあと3ヶ月となりました。

コロナの渦に巻き込まれた1年間、日常になりつつあるリモートでの打ち合わせや在宅勤務は過去の働き方からするとなかったもので、当たり前ってこういう風にできていくんだな〜と思った初秋のこの頃です☺️

今回も留学生活体験記 Part3についてお届け。
ちょうどこのくらいの時期に悩んでいた留学の本分である「勉強」についてお話ししていこうかと思います!


留学体験記 Part1 はこちら

留学体験記 Part2 はこちら


◆◇◆

アカデミック英語を学ぶとは?


私が通っていたのはカナダバンクーバの少し外れに語学学校。
普通の語学学校と違って現地の短大に付属している学校でした。

ここで学べることは日常会話やビジネス英会話など、日本でよく聞くものではなく「アカデミック英語」という、現地の大学に入ったときに必要な英語力を身につける学校です。

レベルは8つに分かれており、入学前のレベル分けテストで該当のレベルに振り分けられます。1タームは6週間で、合格点をとると次のレベル、落第すると同じレベルを受講するシステムです。


1日の授業時間は約4時間。レベルによって授業時間が異なります。
8時30分〜12時30分までのAMクラス
13時00分〜17時00分までのPMクラス


アカデミックというだけあり、授業で学ぶ内容は下記のような大学で勉強する、使うであろう能力を様々な分野を元に学習していきます。
私が留学中に学んだテーマは「地質・歴史学」「心理学」「ビジネス」など。このような分野を元に下記のような能力を磨いていきます。

・プレゼンテーション
・ディベート
・論文記述
・ディスカッション
・講義拝聴およびノートテイキング
・リサーチ  等


私はよく聞く関関同立!早慶上智!マーチ!なんて言う大学には行っていなかったのでこんなガイダンスを受けただけで気が遠くなったことを覚えています。笑

日本の大学ってよく「人生の夏休み」と言われる理由もここで分かった気がします。もちろん全力で学ばれている大学生も多くいらっしゃるので一概には言えませんが日本の教育に疑問を感じる瞬間でした。


自分の意見を書く・・・話す・・・?

カナダに到着して3日後に受けたレベル分けテスト。
TOEICのような選択問題が出るのかな〜なんて思っていましたが、テストの内容は論文とディスカッションでした。

論文問題で実際に出てきたテストは黒板にこんな文章だけ。

「留学をすることについて賛成、反対のどちらか書きなさい」

・・・え?となりました笑

正解はもちろんない、どうやってテスト?採点は?と思いましたが、私ができることは目の前の紙にひたすら思ったことや持ってる拙い知識を元に書き連ねていくだけ。

後から聞くと論文の練習の中、単語のチョイスや文法のレベル、文章構成などを見た上でレベルの振り分けをしているとのこと。
50分と言う限られた時間の中で考えてもいなかった質問を投げられ、文章にすることの難しさを知りました。大学受験でちゃんと論文対策などをしてこなかった自分へのツケが回ってきていますね😂笑

また、ライティングが終わった後のディスカッションテストでは4人1組で同じように議題を出され、意見を交換すると言うもの。


テストのメンバーは私以外中国人2人、韓国人1人。
あれ?私バンクーバーにきたよね?笑 めっちゃアジアじゃない?って思いましたがそれもそのはず。

英語を話せる人が語学学校に行く訳ないのでそりゃそうだ。笑
チラチラいる濃いめのお顔の方はブラジルなどの南米地域や中東エリアの方でしたがほとんどは日本中国韓国フィリピンなどのアジア圏。


そんな中始まったディスカッションはとにかく中国人に圧倒されるばかり。
文法も単語も明らかにおかしいはずなのに何故か伝わる、伝えようとしてくる熱意からだろうか。

正しくなくてもいい。思ったことを伝えることが大事。

今まで選択問題やら、答えが分かりきった文章問題しか解いていなかった自分にとっては正解がないことは不安で、正しい答え以外は拒否される・恥ずかしいと思っていました。
でも試験ではそんなこと言ってられない。言わなきゃ伝わらないんだ、って思って必死に割り込んで話した30分間は脳みその全部を使ったんじゃないかって言うくらい疲れた1日でした。


それでもなんとか1〜8のレベルのうち、5からスタートすることが決定。
一緒に来ていたメンバーよりも1つ上のレベルで始められたことに少しだけ自信がもてた瞬間と同時に、絶望を知る瞬間だったのです。笑



授業についていけない

もう単純明快。
とにかく授業についていけませんでした。笑

最初の課題はリスニング
TOEICや日本にいる先生はとにかくきれいな英語でクセもない。
でも授業の中で聞く英語はおじいちゃんの低い声や発音やイントネーションに癖があって単語や数字の聞き取りにも一苦労。

講義内容がまず分からないので
「Luka〜あなたはどう思う?」と言う質問に回答できない。
隣の人と話そうにも頭に入っていないから上手く話せない。

日常ではなんとかなっていた会話も結局身の回りで使う最低限を上手く使いまわせていただけ。知らない単語がとにかく多すぎて絶望したのを覚えています。

そして出てきた課題は過去もらってきた何よりも莫大な量。

ただエッセイを書くだけじゃなく、論文や記事を読み込んだ上で自分がどう思うのか?課題や今後の展望はなんなのか?を書かなければいけないのが本当に苦痛でした。

まず読むことに時間がかかる
単語を調べて、複雑な文法を読み解いて、専門用語や背景を確認しながら頭の中に落とし込んでいく。理解がずれると書く文章に支障が出る。

読み終わったら意見を書くのにまた時間がかかる。
そもそも自分の意見を出すことに苦労する。正解か不正解かしかやってこなかったので「どっちがいい」を決められない。「どっちでもいい」にも理由がないといけない。何も考えずに生きてきたんだな〜と後悔したり、、、

そんなことをしていたらあっという間に4〜5時間が経過して、もうこんな時間!でも明日の予習はまだ終わっていない・・・なんて徹夜をした日もよくありました。


こんなにやったからきっと大丈夫!なんて思っていた日々。
そんなタームの途中で受けた中間テストでは「42/100, Fail」の文字。

先生から言われた一言は

「あなたこのままじゃ落第するよ。次のレベルにはいけない。」

8ヶ月間しかない留学生活で同じレベルのクラスをもう一度受けるかもしれない。そんな現実を目の前に突きつけられたのです。



◆◇◆



この後私が逆転ストーリーを描けたのか、それとも絶望のままなのかはまた次回以降に書こうと思います。

文字ばかりですが、留学した時、勉強している時こんなことあったな〜と共感してくれたり元気を与えられたら嬉しいです^^

留学ってどんな留学でも挫折や苦労を味わうし、たくさん逃げたくなるんですよね。楽しいことばかりじゃないけど、外から見ると楽しいことばかりに見える、そんなことをふと感じた今日でした!!

今日も読んでいただきありがとうございました☺️♡

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