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【ネタバレ考察】映画『吟ずる者たち』「比嘉愛未さんに嘔吐させるのNGでしょ!」「脚本がイマイチ」「地方映画の問題点」

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比嘉愛未さんて、とても綺麗な女優さんだと思います。とてもしっとりとした雰囲気を持っています。目が良いと思うのです。

あの目に見つめられたら「うっとり」してしまうでしょう。悲しい目も、笑ている目も、泣いている目も、怒っている目も、すべてにおいて、吸引力が強いと感じるのです。誰にでも好かれる印象です。

本映画『吟ずる者たち』では見事に主演をやっています。でも、作品自体が残念なんですね。脚本をもっとしっかりと練り込むべきですね。

一番、ゲンナリしたのは東京から広島へ帰郷してすぐ飲みに行って、「嘔吐(ゲロ)」した場面です。

映画の冒頭で。これって、どうなのかなあ?一応、お酒についての映画なんですよ。イメージアップも兼ねて製作すると思うのです。

手酌で酒を飲んで、悪酔いして「嘔吐」したら、お酒に対する印象が悪くなりますよ。しかも美人女優にそんなことさせるとは、、、、。

広島のお酒って、とても有名らしいのです。でも、悪酔いするようなお酒なんて飲みたくないですよ。こういうプロットを書く神経がわかりません。

自動車のアピールを内包した映画の冒頭で、すぐ壊れるって演出を入れているのと同じです。観ている方も凹んでしまいますよ。

さらに、デザイナーを辞めてあっさり故郷へ帰るという流れ、そして「待ってました」とばかりに父親が倒れてしまうという流れ、、、、。

これって使い古されています。もう少しひねって欲しいですね。しかも、劇中、次々と人が死んでいきます。都合が悪くなると不幸を織り交ぜる脚本って、きついですね。

物語も現代と過去を映し鏡のように展開しますが、結局のところ「何が言いたいのか」が明確ではないのです。

吟醸醸造の父・三浦仙三郎の功績を広げるためか、養女という負い目を克服して成長する物語か、はたまた「広島の酒はうまいぜよ」というパブリッシュ映画なのか、、、。まったくわかりませんでした。


ただ比嘉愛未さんはとても綺麗でした。


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