専門用語は怖くない
こんにちは、紫です。
スイスにきて、専業主婦/母業を9年やったころ、仕事に復帰することを決めた。というか、復帰したくてたまらなくなった。
看護師の仕事が好きで、それしか知らない私は他の職業など目に入らず、やっぱ、これしかない‼ と、準備を始めた。
まずは、専門用語を覚えなくちゃ!
日本語で学んだ解剖生理学、看護学、病理学…に出てくる、いくつあるか知らない専門用語を、フランス語に置き換えて覚えていくことを、あの頃、無謀だとも、無理だとも思わなかったのが不思議でならない。
仕事がしたい一心で、出来るかできないかは、考えてる隙がなかった。
地元の看護学校の図書室にアクセスを求めて、本を借りた。
最初に手にしたのは、消化器外科看護の本。
新卒で一番頑張っていたころ経験した領域。
単語を書き出し、意味を書いて、次々とノートを作っていった。
どっちみち範囲が広いから、”自分が好きな部分から取り掛かる” と、絶対すんなり入っていける。
そこから、いろんなことが広がっていく。
どんどん知っている言葉が溜まっていって、面白くなる。
ただ、時間がたってくると、覚えなければならないことのあまりの膨大さに、途方に暮れる時期も来る…
分からなければ調べる、その繰り返し。
奇跡はない。地道にやるだけ。怖くない。
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