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偏食からみる味覚の過敏さ、嗅覚の過敏さに対して、どのように分析し、対応していたかの話

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お子さんと関わる仕事についていると必ずこの「偏食」という問題に直面します

その際、そのお子さんをどういう風に分析し、どう対応していたかを以下に記述していきたいと思います

施設での体験やお子さんの様子を基に書いていきたいと思いますので参考になれば幸いです

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偏食の原因になりうること

まず偏食のお子さんの原因になりうることは何が考えられるか。以下に記述していきます

①味覚の過敏さ
塩味や甘み、辛み、苦み等、味覚が鋭敏になるのが味覚過敏のイメージです
魚の生臭さ、野菜の青臭さ、少しの辛みも敏感に感じ取ってしまいます
時には痛みを訴えるお子さんもいます

②嗅覚の過敏さ
鼻をつまむと味を感じなくなるように、偏食のお子さんは嗅覚の過敏さである可能性もあります
日常生活の中でも「くさい」と訴えることが多く、匂いに敏感に反応します(出汁などの魚臭さ等)

③触覚の過敏さ
舌や口内の触覚の過敏さ・鈍麻さで、食事自体が苦手になっているケースもあります
金属のスプーンが苦手だったり、ガリガリとした硬い触感のものしか食べなかったりしたお子さんも
います

偏食のお子さんには、このような可能性があることを考慮して関わる必要があります

過敏さ、鈍麻さがあるお子さんは以下行動が目立ちます

・毎回同じものばかり食べる、要求する

・噛み応えなどにこだわりがある

・匂いで、特定の場所に近づけなくなる

・新しい食べ物に挑戦できない

・食べてもすぐに吐き出してしまう

・味が混ざると食べられない

などなど

どのような大人の対応が求められるか

以下に偏食のお子さんに対して見方、どのようなアプローチができるかを記述していきます。

「好き嫌い」は「偏食」とは別ものである

よく大人の声掛けで耳にするのは、

「食べるまで遊んではいけません」

という言葉です。準ずる強制する言葉全般はとてもよくありません

この言葉は偏食で食べられないお子さんをとても追い詰め、

食事自体が嫌になってしまいます。泣いてしまったり、パニックにつながることもあります

我々がよく目にする、

「見た目で忌避する」食わず嫌い

とは別次元の問題であると認識してもらいたいと思います

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