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担当医

紹介状持参で初めて呼吸器センターを訪れた時、
初診はセンター長の先生だった。
多分だが…初診はほぼそのセンター長先生が担っているのだろう。
その後、検査入院を経て退院後の通院から担当医が変わった。

見たところ、30代くらいの先生か…?最近はマスクで顔も年齢も不明な方が多い。先生も然りだ。
こちらの勝手な思い込みだが…お医者様というものは治療のために尽力して
誠意を持って接してくれるものだと思っていた。
でも違った。

元々の体質?なのか胃腸が弱い。胃痛や吐き気が意外と頻繁にくる体質で
消化器内科の先生はオフェブという薬は控えた方がいいと言う。
オフェブは消化器系の副作用が多いからだ。
しかし、呼吸器内科の先生は繊維化を遅らすオフェブしか今私に処方できる
薬は無いと言う。
私自身も少しでも繊維化を遅らせたいので、消化器内科の先生には悪いが
オフェブ服用一択だ。

そろそろ服用開始から2ヶ月になる。その間といえば…
やはりちょいちょい胃痛と吐き気はくる。薬の副作用だとは思ってないが
食事が思うように摂れなくなる。

間質性肺炎で通院している病院は急性期病院だ。
脂質代謝異常もある私だが、そちらは町医者に通院している。
基本、胃痛や吐き気等で急性期病院などに行きたくはない。
しかし副作用の多い薬でもあることから、一応電話連絡した方がいいのか?
と、いつも悩む。悩んで電話すると大抵来てくださいと言われる。

11月末から胃痛と吐き気に悩まされ、ご飯も食べれなかった私は
担当医のいる木曜日まで我慢して連絡した。やはり来てくださいと言われる。
結果、次の予約診の日までオフェブを止めることとなった。
出された薬は整腸剤のみ。なんか…町医者で良くない?という気分だった。
それより次の予約診までの2週間、薬の中断で繊維化が多少なりとも進むのでは…?という不安が大きくのしかかってきた。

胃痛は数日で治まり、少しずつでも食事が摂れるようになった。
2週間後、予約診でセンターに行く。診察室に入るなり先生から
「で、どうします?薬飲みますか?止めますか?」
は??????それどういう意味??????
ムッときた。頭にきた。どう表現していいか分からない。
「もう薬止めて、私に早よしねって言うてます?」
思わず口走った。言い方が悪いことは分かってはいるが…
いや…その時は分かっていなかったかもしれない。
先生も私の物言いに腹が立ったのだろう…
「勘違いしてませんか?オフェブは特効薬ではありませんよ!」
そんな事知ってる!!!!!!
「オフェブは繊維化を遅らすことが出来るかもしれない薬です。
か・も・です。天空海さんに効くか効かないかはわかりませんよ。
そもそもこの病気に特効薬なんてありませんからね!」

理解はしてるが、頭をハンマーで殴られた気分だった・・・・・
涙が出そうだったが、この先生の前では泣くまいと必死で我慢した。



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