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「今夜、世界からこの恋が消えても」ヨルシカファンの目線からの映画レビュー

こんにちは。ヨルシカの新曲「左右盲」が映画「今夜、世界からこの恋が消えても」のエンディング曲となりました。
今回はヨルシカファンの目線からこの映画のレビューを書きたいと思います。

まず、新曲の左右盲についてですがこれはヨルシカのコンポーザーであるn-bunaさんが映画監督と相談をしながら製作した楽曲であると彼自身も述べています。

ここで映画のあらすじを簡単に説明します。

父親と二人暮らしをする高校生の神谷透は罰ゲームで同級生である日野真織に告白をし、二人は恋人のふりをすることとなります。
実際に付き合っている訳ではないものの、二人は多くの時間を共にすることでお互いに惹かれるようになりました。
しかし、日野真織には重大な秘密がありました。それは三年前の事故で脳に障害を負い、一度睡眠してしまうと次に起きた時には記憶を失ってしまっているということでした。そのため、彼女は日々経験した出来事を日記に書き残すことで記憶を補うことにしました。神谷透はその秘密を知りながらも、日野真織の親友である綿矢泉と共に彼女を支えていきます。
ところが神谷透は心臓の病であまりにも突然の死を迎えることとなってしまいまいした。
神谷透は生前、もし自分が死んだらそのことを彼女の日記から消去してもらうことを親友の綿矢に頼み、彼女を苦しみから救おうとします…

あらすじはこんなところでしょうか笑
つまり恋が消えるというのは記憶障害のことだったんですね。

ここでようやく左右盲の話に戻ります。まず、この画像は左右盲のMVの一部です。

みれば分かるとおり、この部屋は海沿いにあることがわかりますね。
実は映画でも、主人公達は海沿いに住んでいる設定になっています。映画の中で神谷透と日野真織がピクニックをするシーンがあるのですが、その場所は海浜公園で後ろには江ノ島が写っていました。
さらに水族館に行くシーンでも、その水族館はおそらく八景島シーパラダイスでした。ここはヨルシカの前世LIVEが行われた場所でもあり、ファンとしては運命を感じずにはいられないです笑

そして、MVには猫が登場しています。映画では日野真織の親友である綿矢泉は家で猫を飼っているんですね。これははたして偶然の一致なのか…。

また、MVに描かれている白いカンバス。日野真織は絵を描くことが趣味であり、映画の中でそれはキーポイントにもなっています。そして自室でカンバスに向かって絵を描いているシーンも何度か登場するんですよね。
「さすがヨルシカだああ」と心の中で叫んでしまいました笑

さらに共通点は続きます。
左右盲の歌詞の中で「君の世界に少しでもいい僕の靴跡を」という言葉があります。
あらすじでも書いたとおり、映画では日野真織が日記を書くことで大切な人である神谷透を自分の記憶に残していますが、いざとなったときはその記載を日記から消すように頼んでいます。神谷透はその理由を、彼女を苦しませたくないと述べていますが、実際は大切な人に少しでも自分を覚えていてほしかったという切実な願いがあったのではないでしょうか。そしてその願いこそがこの歌詞に現れてるのでは…と考えています。

また、少し左右盲からは話がずれますが、海沿いで話している神谷透の姿がヨルシカの「だから僕は音楽を辞めた」に登場するエイミーとすごく似ている気が僕にはしました。

というところで左右盲についての考察は終わりです笑

ちなみに映画館では神谷透役の方がジャニーズだからか、女性が圧倒的に多かったですね。また、映画の途中ですすり泣く声が結構聞こえてきました。
僕も正直言うと、途中で泣きそうになったんですが、必死にこらえながらエンディング曲の左右盲を待ち構えておりました。

また何か気づいたことがあれば追記するかもしれません。他にも気づいた点があれば是非教えてください。最後まで読んでくれてありがとうございました。

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