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《本編完全無料》第2-3.0弾環境赤ゾロミラーの立ち回りについて

初めまして。ワンピースカードを嗜むラッキーと申します。

第3弾も目まぐるしく環境が回り、赤ニューゲート対策として赤ゾロが台頭し始めています。母数は確実に増え続けており、しばしばミラーマッチも発生します。
今日は良く言われる「赤ゾロミラーは先攻7割勝つ」について

本当に先攻7割なのか
後攻時の立ち回り、考え方

について、競技的な観点で、思ったことをつらつら書いていきます。

※「赤ゾロミラー」に関する本編は全て無料です。
ためになったじゃねえかコノヤロー、サンキューな、となったら投げ銭感覚で有料部分を購入して頂けると泣いて喜びます。
(有料部分ではワンピースカードゲーム全般において、勝つための考え方についてお話しています)

1.自己紹介

10月からワンピースカードを始めました。第1弾環境からずっと赤ゾロを握り続けています。その中で
・スタンダードバトル優勝20回
・フラッグシップ優勝(第2弾環境)

という結果を残しています。

そしてこのnoteは、これから赤ゾロを使いたい方、赤ゾロミラーが苦手な初級者〜中級者向けの内容 になっています。

上級者の方は読んでも得しないと思います。むしろ教えて頂きたいです。

2.環境:赤ゾロの立ち位置

本題に入る前に、現在の環境において、赤ゾロはどのような立ち位置にいるのか 私の考えをお話させてください。

第3弾「強大な敵」が発売され、早くも1ヶ月が経過しようとしています。発売から約2週間、CS本戦が行われました。そこで
ワンピースカードがめちゃくちゃ上手い52名」が「優勝するため」に持ち込んだデッキ分布がこちら。

赤ニューゲート環境!

シェア率1位は赤ニューゲート。次いで黒ルッチ。赤ゾロは使用者3人でした。結果、優勝者赤ニューゲート、準優勝赤ニューゲート。時代の名は白ひげでした。

その後のフラッグシップ、スタンダードバトルでは赤ニューゲートが圧倒的シェア率を誇ります。それに対して赤ニューゲートをメタる(対策して有利に立回る)黒ルッチが流行しますが、勢いは衰えず、赤ニューゲートは暴れ続けます。

ここで赤ニューゲートのメタとして台頭し始めたリーダーこそが赤ゾロです。
大阪CS優勝、本戦でも赤ゾロを握った1人であるYouTuber・ナツメさんが本戦で使用した赤ゾロの解説動画を投稿し、赤ゾロはまだやれるんだ と多くのプレイヤーに認識させました。

そして赤ゾロはフラッグシップでも確実に母数を増やし続け、優勝報告も多く聞くようになりました。
今、赤ゾロは

環境的に2番目に良い立ち位置にいる

と私は考えています。
1番目は、勿論赤ニューゲートです。なぜなら、どんなにメタられても圧倒的なカードパワーで環境トップに居続けるほど強く、環境なんて関係ない からです。恐らくワンピースカードゲーム史上1番にメタられていますが、未だにトップシェア、フラッグシップ優勝報告も多く見られます。恐らく今後もニューゲート1強は続くでしょう。

これに対して赤ゾロは、トップシェアの赤ニューゲートの影に隠れ、上手く「メタられないけど赤ニューゲートと5分以上に渡り合える」立ち位置にいます。そして赤ゾロは、明確な不利対面が存在しないかなりニュートラルなリーダーです。

もっと言えば、現在環境で使用されている

黒ルッチ
黒黄リンリン
青ナミ

母数を着実に増やしている
黄カタクリ
青ドフラミンゴ

に勝率6割以上を取れる有利対面
だと考えています。混色リーダー、その他有象無象のリーダーに関しても殆ど有利に試合を運ぶことができる。なのに赤ゾロに対するメタが流行らない。なぜなら赤ニューゲートが強ぎるから。

赤ゾロ、使うなら今です。

3.本当に「赤ゾロミラーは先攻7割」なのか

上記の通り赤ゾロは環境的に立ち位置が良く、シェア率は上がっていくと予想できます。

そこで特に肝心(理解しておくべき)なのは有利対面、ではなく赤ニューゲート対面、赤ゾロミラー対面になると考えます。理由は2つ。

・赤ニューゲートに勝てないなら使う意味が無い
・ミラーは理解度が顕著に現れる

からです。
また、シェア率が上がれば必然的にミラーが発生する可能性も上がるので、余計にミラーは理解しておくべきであるということになります。

赤ニューゲート対面は、需要があれば別で書こうと思います。

今回は本題であるミラーについて。

赤ゾロミラーにおいて最強の動きは何かご存知でしょうか。私は
・ニコ・ロビンの最速着地
・エドワード・ニューゲートの最速着地、連打

と考えています。多くの方も納得がいくのではないでしょうか。

盤面を蹂躙する
リーダーパワーアップが強すぎる

このカードたちはどちらも最速でプレイするとほぼ確実にアドバンテージを稼ぎ、試合を有利に運ぶことが出来ます。
そして2枚ともコストが奇数です。先攻プレイヤーだけが最速プレイを許されます。これを見ると「先攻が7割有利」のように思えます。
しかし、私は

先攻は有利だが盛っても6割

だと考えています。要は後攻だから負け、ではなくプレイング次第で捲れる可能性は大いにある、という訳です。詳しく説明していきます。

まずは構築面から。「ニコ・ロビン」の採用率がかなり下がっています。第2弾環境までは必ずと言っていいほど採用されていたカードでしたが、現在の環境では5コストのマルコ、海震が多く採用され、パワー3000以下のキャラクターはKOされやすいから採用を見送られがちになりました。

マルオ、また悪さするんか


マルコの蘇生用としても採用される

それに伴いニコ・ロビンのKO先が減少し、本来のパワーを発揮できず不採用の構築がほとんどになっています。この時点で先2ロビンの脅威は消え、先攻の優位が1つ減りました。

更にイゾウの登場により、ナミではなくイゾウを採用した白ひげ海賊団型の構築に寄せることで、よりエドワード・ニューゲートを引き込むことも可能となりました。

ぶっ壊れカード

ミラーマッチにおいてニューゲートの連打数は勝敗に大きく関わるので、ミラーが苦手な場合はイゾウを採用することで勝率を上げるという選択肢も増えました。

しかしそれだけでは先5ニューゲート最速着地は止まりません。これからは後攻のプレイングについて話していきます。

3.後攻時の立ち回り、考え方

ここからは後攻の視点で、ミラーマッチを想定しながら話していきます。
先攻を選択した赤ゾロは、マナカーブ通りに動いていき、9ドン時にエドワード・ニューゲートの安全な着地にゴールを設定し、試合を展開していきます。
7ドン時には速攻ゾロを連打し、盤面処理を強要し、ライフに攻撃を向かわせないようにするでしょう。

歴史上最も使われたSR

ライフが2枚以上残った状態で相手のエドワード・ニューゲートが着地した場合、こちらも返しのターンでエドワード・ニューゲートを登場させる以外に明確な解答は用意されていません。ならどうすれば良いでしょうか。

そうです、相手の安全な最速ニューゲート着地をさせないようにするのです。

先程も少し述べましたが、ニューゲート着地の前のターンに速攻ゾロを連打し、盤面の処理を強要させる、というプレイがあります。これはニューゲート着地前だけではなく、相手の大型カード着地の前のターンに良くするプレイです。例えば、光月おでんが最速着地する1ターン前に、ゾロを出して牽制し、おでんを登場しづらくさせる。

着地が遅れるとバリューも下がる

相手がゾロを処理に回るとドンが足りずにおでんをプレイできず、ゾロを無視しておでんを着地させると次のターンもゾロが暴れます。

このプレイを、相手のニューゲート最速着地前に仕掛けます。8ドンのターンですね。このターンに、速攻ゾロを2枚プレイする。これだけで相手はかなりニューゲートをプレイしづらくなります。
更に8ドンのターンの動きを強くするため、6ドン時に5コストマルコを登場させるプレイも非常に強力です。

ゾロでも悪さするんか

マルコが8ドン時に盤面にいる場合、リーダーに1ドン付けるだけでマルコのパワーが7000になり、相手の速攻ゾロに対してカウンター3000要求することができ、ほぼ倒すことができます。そして残った7ドンで速攻ゾロを2枚登場させ、片方のゾロに1ドン付与してパワー7000にし、相手の速攻ゾロに攻撃。これにより盤面優位の状態でターンを返し、相手のニューゲート着地に圧をかけることが出来ます。

いやいや、手札が良くない場合もあるよね、速攻ゾロ2枚は理想的すぎる、そう思う方も多いでしょう。
もう1パターン、相手のニューゲートに対抗するプレイングがあります。それは

盤面を無視してライフを詰め、”安全な”ニューゲート最速着地をさせない

です。先程も述べましたが、ライフ2枚以上+ニューゲート最速着地は先攻側の理想的な立ち回りです。
なら、盤面の優位を捨ててでも、相手のライフを1枚以下まで詰め、ニューゲート最速着地に不安を与えるような立ち回りをします。

相手のレストになっているキャラに攻撃すると、ライフにたどりつけない場合が殆どです。また、サーチカード(ダダン)が圧倒的に多く引けている場合を除き、毎ターン1歩遅れた展開を強いられるので、盤面の優位も取りづらい傾向があります。

また、パワー4000以下のキャラはニューゲート効果が反映されているターンはドン効率が悪いです。
そのため、パワー4000以下のキャラで盤面の優位を確保しても、ニューゲートを登場させられるだけで盤面の優位は無かったことにされます
8ドンのターンにパワーの低いキャラで必死に盤面を制圧しても、9ドンでニューゲート出されたら意味がかなり薄いです。

それなら、理想的な手札で無い限り、相手の細々したキャラに構っている余裕はないですよね。
マグラなどを効率的に使い、積極的にリーダーに攻撃し、相手のライフを本気で削りにいきましょう。


赤ニューゲートキラー


ライフが少ない状態でのニューゲート着地はバリューが低く、着地するとむしろ隙のあるターンになりかねません。相手に問いかけるようにライフを攻撃しましょう。「ニューゲートを着地させたらライフを守り切れるのか」と。


4.終わりに

先程紹介したプレイングには共通点があります。それは

相手の理想的な動きの前のターンに相手にとって嫌な動きをする」ことです。

私自身、勝てない時期があり悩んでいましたが、これを理解した途端、グングン勝てるようになりました。相手の理想的な動き、フィニッシャーを想定して、その前のターンに速攻ゾロを登場させるだけでも勝率がグンと上がります。

それはミラーでも変わりません。ニューゲートの着地を牽制することが、勝利に直結します。また、時にはボードレースに付き合わず、強引にライフレースに持ち込むことも大切になっていきます。

このnoteで私が言いたかったことは

赤ゾロでは、自分の気持ちいい動きではなくて、相手にとって嫌な動きをすることが1番勝利に近づくプレイである

ということです。低コストのカードが多く採用され、ドンを器用に使うことができる赤ゾロだからこそできることだと思います。

ここまで拙い文章を読んで頂きありがとうございました。

役に立った!
赤ゾロを使いたくなった!

と少しでも思って頂けたら本当に嬉しいです。
また、Twitterの本投稿を拡散して頂けるとそれもまた本当に嬉しいです。是非にお願いします。TwitterのDMにて質問受け付けておりますので、お気軽に連絡ください。

ここからは有料になります。

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赤ゾロに限らず、ワンピースカードゲーム全般における勝つための思考について思いつくことを話していきます。


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