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幸運が近づいている、勝手な妄想をした

セレンディピティ

セレンディピティとは、偶然の出来事や予期しない発見が、結果的に幸運や新しい価値を生む現象を指します。
この言葉は、18世紀のイギリスの作家ホレス・ウォルポールが古代ペルシャの童話「セレンディップの3人の王子」に触発されて作られたのが起源とされてます。
セレンディピティは、ビジネスや学問、日常生活においても、予期しない出来事を受け入れ、その結果を柔軟に活用することで、創造性やイノベーションを促進する力と言われています。
計画や目標を持つことは重要ですが、偶然をチャンスとして捉え、オープンな姿勢で対応することが新たな成功への道を切り開く要素と言われています。

私は、先月末(令和6年8月26日頃)から、一冊の本を読み始めました。


その本のタイトルは、

『ワークインテック。ユニコーン企業への招待』


この本の著者は、森山大朗さん。
彼は、現在スマートニュースでプロダクトマネージャーとして勤務しています。

日本は、バブル崩壊から長らく経済の低迷が続きました。
会社員の平均給料水準も横ばいです。
物の値段が上がらない、”デフレ”も給料が上がらないのと連動する為、結果的に日本人の給料が上がらないまま、約30年の時間を無駄遣いしました。
皮肉な事に、経済は世界と繋がっており、いつまでも”物が安い時代”が続く訳もなく、2022年頃から日本の消費者物価指数も上昇し始めました。
日米の政策金利差による円安や人口減少による供給制約、高まるインバウンド需要といった、複雑な要因が絡みあって、物価高に繋がっています。
物価高というのは、今までの積み重ねの”結果論”です。
物価は上がっても、肝心の収入が上がらなけば、貧困街道まっしぐらです。
この本は、現代社会で収入を上げる為の方法論について書かれている指南書と言える本です。

森山氏は、現代社会でも収入が急激に伸びる環境を自身で経験しており、収入は個人の努力よりも環境要因が大きいと話しています。
その環境というのが、『ユニコーン企業』だそうです。
森山氏自身が、大手リクルートに就職をした後、ビズリーチ、メルカリ、スマートニュースといったスタートアップに転職しています。
ビズリーチ、メルカリ、スマートニュースは、IT業界の括りに入りますが、創業したばかりの所謂”ベンチャー企業”です。
その点では、NTTやNEC、富士通、ソニー、日立、パナソニック、東芝といった昭和から続くオールドテクノロジー企業とは、一線を画いた存在です。

収入が上がる法則

本の内容を抜粋すると、収入が上がる法則は次の通りです。

① 成長している業界

② 事業の成長と収益性

③ 会社の人件費の方針

④ 個人の実績

まとめると、成長している業界の会社に就職し、伸びている事業に携わること個人のスキルもブーストしながら実績を残し、これらの条件が重なったタイミングで収入は上がっていきます。

恐らく、海外でも同じ現象が起きていると直感しました。

日本以外のG7先進国や韓国、オーストラリアといった日本よりも成長率が高い国は、ユニコーン企業が誕生しては企業買収されて、再びユニコーン企業が勃興してくるというサイクルを繰り返しています。
だから、GAFAMのような巨大IT企業が誕生したり、テスラ、スペースX、イーライリリーのような”次を狙う”ベンチャーが湧き上がりやすい構造で設計されていると腹落ちしました。

まとめ

本を読み始めたタイミングで、令和6年の9月5日に新しいユニコーン企業の誕生を私は目撃しました。

サカナAiです。


出所:朝日新聞

まさか、これ程早いタイミングでユニコーン企業の誕生を目の当たりに出来た事はセレンディピティです。
運が近づいているのではと勝手に妄想しました。
私自身も、ユニコーン企業の誕生を小まめにチェックして、タイミングが合えば移動できるチャンスを狙って行来ます。

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