見出し画像

idecoは本当に得なのか?

idecoは、自己積立年金で、すべて自分のお金ですが、積立の分は所得控除になるので、所得税と住民税を先送りすることが出来ます。

先送りと書いたのは、受け取り時には、所得としてカウントされ、その年の収入として、所得税がかかるので、60歳以降に、積立時よりも遥かに多くの給与所得をもらっている場合、所得税が高くなるので、idecoをやっていた方が損をするというわけが分からない事が起こります。

idecoの受け取り方には3パターンあります。それぞれのパターンとメリットを記載します。

①退職一時金として受取
退職金控除を活用する
退職金控除は、勤続年数=ideco運用期間で決まります。この金額を超えなければ〇〇節税できます。
800万円+70万円✖️(運用期間−20)

超えた場合でも、超えた金額の半分に税金がかかるので、最低でも所得税の半分ほどの節税効果があります。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1420.htm



②公的年金として受取
公的年金控除を活用する
国民年金を受け取れない65歳未満は、60万円なので、5年間300万円を受け取れば〇〇節税できます。
超えた分は段階に応じて、0.75 0.85 ...と係数がかかり雑所得として計算されるので、金額によって要注意です。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1600.htm


企業退職金が多くて退職金控除を超える。そして、idecoの金額が少ない場合はこちらの方が得な場合があります。


③退職一時金+公的年金として受取
退職金控除と公的年金控除を活用する方法もあります。
国民年金を受け取れないかつ収入がない60〜65歳には、1番お得なやり方です。
30年間拠出の場合、
5年間で、公的年金控除分の300万円受け取り、退職控除分の1500万円の合計1800万円をフル控除で使うことができます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?