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2ヶ月で転職先を辞めたお話

こんにちは、マドレーヌです。

今日はすごく個人的なお話になりますが、

私の最近の仕事について書きたいと思いました。

実は、今年の5月から働き始めた仕事を7月半ばで退職しました。
何と2ヶ月弱での退職です。

今年の4月に退職したばかりなのに。

前回退職時に「社会と温かい繋がり」を大切にして仕事に励もうと意気込んだにも関わらず、2ヶ月で辞めました。
(気になる方は下の記事をどうぞ)

「何故辞めたのか?」

辞めた理由は、「合わない」という一言にまとめられると思います。

具体的に合わないと感じた部分は….

・任意参加と謳っているけれどほぼ強制参加の飲み会があること
・応対品質より目標達成のため数字に追われるところ
・目標達成重視な職場なため、忙しい日は昼休み以外の小休憩に行くことが難しかった
この3点が大きかったです。

それと比較して私の仕事に対する考え方が相容れない部分がありました。
・内向的な性格なため、一人で淡々と仕事を勧めていきたい。
・数字を追うよりも目の前のお客さんに丁寧に対応し質を求めていきたい。
・周りの人の顔色や態度を気にしてしまうクセがあり周囲に人がいない方が集中できる。

些細なことではありますが、日々小さな違和感が生じ積み重なりました。

ただ、辞める際にはものすごく悩みました。

その時私が頭の中で考えていたことは下に書いてある通りです。

・人間関係は非常に良好で、仕事内容も今までのスキルが活かせるのだから辞めるのはもったいないな。
・パワハラがあるわけでも残業が多いブラック企業でもないのだから少しぐらい忍耐が必要だ
・職歴も無駄に増やしたくないな

そんな風に自分の頭に言い聞かせましたが、
私の心は疲弊していきました。

1ヶ月後には頭では「仕事に行かないといけない」と思っているのに、
玄関のドアを開けることが出来ない日もありました。

そして本格的に辞めようと決意したのはある小説の言葉を思い出したからです。

その時々で決めたらどうですか。自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか

出典:梨木香歩『西の魔女が死んだ』新潮文庫 p162

この先、小さな違和感を無視して働くことは出来る。

ただそれがいつまで続くのか、長くても3年。

もしかしたら3年働く前に心が壊れてしまうかもしれない。

世間一般的には考えが甘い、
逃げだと思われる選択だと思う。

ただ今の自分は逃げて自分の心を守ることを優先したかった。

無理に自分を追い詰めなくてもいい環境に身を置きたかった。

自分が素の自分でいても安心できる場所にいたい。

合わない環境で必死に周りに合わせるのではなく、
シロクマや蓮と同じように、
自分の生きやすい場所を求めていく生き方もある。

また、仕事を辞めると決めたときの私なりの判断基準は
『人生の終わる瞬間に後悔するか』ということだ。

自分の人生が終わりが見えているベッドの上で、

「何でこの仕事をもっと忍耐強く続けなかったのだろう」と後悔することはないと確信していた。

そう思うと頭の中の迷いは消えて、次の日には上司に退職の話を切り出した。


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