緑の絨毯
日本にはひと際緑に染まる土地があるらしい。通称『苔の森』、正式名『白駒の森』。八ヶ岳麓苔に広がる神秘の森です。
今回はそんな緑に包まれた森を歩いてみました。
苔に詳しくなりたいと思って図鑑も買ったのですが、全く知識が付いていないのはご愛敬です笑。
ということで、さっそく一面緑の世界をどうぞ!
メルヘン街道終点にある『白駒池駐車場』からハイキングコースに入っていく。
入口から周囲は緑に包まれる。この日は小雨が降ったり止んだりの天気で、より一層雰囲気があった。
整備された木道が濡れている。あまりの美しさに何度も立ち止まりながら進んでいく。
両側に広がる原生林を眺めながらのんびり歩いていくと『白駒池』と『青苔荘』が見えてくる。山荘そばではキャンプもできるようだ。
ベンチで朝ごはんを食べて少し池の方へ。霞がかかった池も幻想的。
道中目をこらすと色々な苔の種類があることに気づく。こういうところ歩く旅マイクロレンズが欲しくなる。散財の予感が・・・。
小さな世界の魅力に触れながら、池の周りを一周していく。
半周くらい進んだところで『もののけの森』と名前のついた一帯に出くわす。本当に"こだま"が首を振っている気がする。
ハイキングコースの中で最も美しい森に言葉を失う。
名残惜しくも『もののけの森』をあとにする。
池から離れていたところから、また池沿いにコースは戻っていく。
池をぐるっと一周して帰る・・・なんてことはなく、少し上って『高見石小屋』という山荘に向かうことにした。
他にハイキング客はなく、若干の不安を抱えながら登っていく。足元が悪い登山道を途中まで行けば後戻りはできない。
思っていたより長い道のりを上りきり、ついに山荘に到着する。
山荘は大勢のハイキング客で賑わっていた。皆反対側から登ってきたのだろうか・・・。
名物の揚げパンを食べて上りとは反対側へ下山していく。
下山道も変わらず緑一面で何度も足を止めることに・・・。
思った以上に滞在が長くなったので急ぎ目に下山せねばという理性と、緑の美しさを目に留めておきたいという本能がせめぎ合っていた。
また次の夏、一面に広がる小さな世界に会いにこよう。
下山途中、光が差すたびに木々の緑は幻想的に輝いていた。
雨に濡れた苔の森、本当に神秘的で美しい場所でした。
正直この場所の美しさは今の自分の撮影技術では表現しきれませんでした。まだまだ腕を磨かねば・・・。
苔やらキノコやら、小さな世界を満喫するもよし、バードウォッチングしてもよし!テントを貼って朝日や夕日を背景に白駒池に臨むのも良いかもしれません。
色んな楽しみ方ができそうで、魅力的な場所です。
今回見て回ったのは半分ほどなので、またコースを変えて散策しに来たいと思います。
それではまた次のnoteで👍
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