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研究レポートNo.61【聖地巡礼】

2024年、7月6日──

朝9時半、すらいむBさんの車へ乗り込んだ。

今日は待ちに待った聖域ビンタ交渉の日。

BMの皆様方から頂いたご支援で、実に5年ぶりの聖域へ行くのだ。

とりあえずモーニングを食べに行くことになり、車を走らせる。

「どこで食べます?」

すらいむBさんとはよくガストへ行くので、今回の聖域となるラ○ホ付近のガストへ向かうことにした。

「ん?」

ナビで付近のガストを設定して車を走らせていると、見覚えのある景色が車窓に流れてきた。

「もしかして……」

「どうしました?」

「このガスト、多分マロンさんと入ったガストです」

そう──

向かっているガストは、彩り編でマロンさんと食事をした、あのガストだった。

なんて日だ。

図らずも聖地巡礼ではないか。

マロンガストへ到着、8年前と変わらぬ店舗。
入店して更に驚いた。内装も当時のままではないか。 

私とすらいむBさんは、マロンさんと座った横の席へ着席した。 

先客が居たため、当時座った席へ座る事は出来なかったが、私とすらいむBさんは感傷に浸った。

モーニングを頂きながら、嬢のチョイスへ。
私は高身長マダム、すらいむBさんはぽっちゃりマダムをチョイスした。

電話で予約をして嬢を確保し、私とすらいむBさんはガストを後にした。

予約の時間まで一時間、マロンガストに行ったならば、もう1つの聖地も行ってみようという事で、『屋上ビンタ』を頂いたアミューズメントセンターへ車を走らせた。

「……懐かしい」

アミューズメントセンター屋上に到着した私は、8年ぶりの景色に思わず涙腺が崩壊しかけた。

屋上は封鎖されており、車で乗り入れる事は出来なかったが、非常階段から屋上へ上がることができた。

高所恐怖症のすらいむBさんと共に屋上へ移動。
編集を手伝ってくれているすらいむBさんも、「この雰囲気、これはまさに聖地です」と、感無量の様子。

私はマロンさんにビンタを張ってもらった場所へ行き、写真をパシャリ。

頭の中に安全地帯の『あの頃へ』が流れてきた。

たかがビンタ。されどビンタ。

マロンさんの記事を書いていなければ、今日私はこの地を踏む事はなかった。

ありがとうマロンさん。

君のビンタは時を超えて私をまた救ってくれた。 

「すらいむAさん、そろそろ予約の時間です」 

「わかりました」

私とすらいむBさんは、聖地を後にして新たなる聖域へ向かった。

続く。

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