見出し画像

【保存版】ハートドリブンなあなたへ。一喜一憂と上手に付き合うたった1つの質問。

調子に乗って、足元をすくわれる。落ち込みすぎて、動けなくなる。これを読んだ人が一喜一憂をコントロールして、「人生が楽しくなったら良いな」と思って書きます。

人間は感情で動く傾向がある

喜怒哀楽という感情を引き出す出来事に対して、心の距離をコントロールする訓練が足りていない人はついつい日常の出来事に驚かされてしまう。
僕もそんな人間の1人で、そんな子どもっぽい自分が少し嫌いだった。

人は論理よりも感情で動く。

『サピエンス全史』『影響力の武器』『ヤバい集中力』あたりの本を読めば、自分とそばにいる人たちの「感情」がかなり動物的な力で突き動かされていることは分かる。

『7つの習慣』『反応しない練習』を読んだ。しかし、理性による感情のコントロールは上手になったとしても、「感情をコントロールする人生は、本当に面白いのか?」と考えてしまう、天の邪鬼な自分がいた。

人生は楽しむためにある。そんな信念を持っている限り、感情を押し込めるよりも、感情をうまく使えるようになることが幸せに繋がる、と僕は思う。

では、日々の感情のアップダウンを上手に活かし、謙虚さ、他者への尊敬、他者への信頼、自己効力感、自分への思いやり(セルフコンパッション)などを持ち続ける方法はないだろうか?

ずっと使えるたった1つの問いかけ

呼吸を意識する、紙に書く、散歩をする、昼寝をするなどストレスに対応する方法は様々である。しかし、どれも感情が高ぶったときには「感情を押し込めている」感覚がした。これは僕自身の感覚だ。ずっと気になっていた。

しかし、今日ようやく、調子に乗りすぎているときも、落ち込みすぎているときも使える裏ワザを編み出した。

それは…

「今の状態が60点だとすると?」という問いだ。

60点。それは、大学の単位がギリギリ獲得できる点数だ。

落ち込んでいるときは「今の状態が60点だとすると?」と唱え、現状を整理し、0~30点だと思っている自分の状態に加点をしていく。加点ポイントは根拠が合ってもいいし、なくてもいい。ただ、根拠がほしいのに見つからないなら、誰かから感謝をされたこと、今まで成し遂げてきたこと、1ヶ月のうちで発見したこと等を加点要素にすると良い。自己評価、甘くの自己評価をすると良い。

逆に…調子に乗っているときに「今の状態が60点だとすると?」と唱え、浮ついた自意識を等身大に戻してあげる。「減点する」というより「次の一歩を踏み出すスタートラインに立つ」という感覚に近い。

「60点の自分が、次に目指す80点の目標は何か?どうしたらそこに近づけるだろうか?」「自分が60点だと言える証拠は何だろうか?」という問いが地味に効く。ジワジワ効く。

「もし自分がWEBマーケティングの技術領域で60点だとすると?」

「もし自分が人を思いやる心構えが60点だとすると?」

「もし自分がパートナーとして60点だとすると?」

「もし人生を楽しむライフデザイナーとして60点だとすると?」

スピリチュアル系は✗なあなたに補足。

「もし自分が60点だとすると?」という問い。

この質問はおそらく「クリティカル・シンキング」「ムードスコアリング」「if-thenプラインニング」をうまくミックスさせた問いだ。(後になって気づきました。)

クリティカル・シンキングは、物事を前提から疑い、あるべき姿へと導く頭の使い方。リンク先の記事では、物事を批判的に捉える3つの問いが掲載されています。考えを立て直すときに非常に役に立つ。「可能な限り〇〇するには?」の問いに近いカタチで質問を作ると良い。

ムード・スコアリングは、ACTという心理療法が提案する「脱フィージョン」というメソッドから生まれたもの。「イライラは40点かな?」と感情に点数をつけることで、自分の心と頭の距離を作ることができる。

そして、「if-thenプランニング」は、「もし〇〇が起きた場合、私は△△をする」という条件設定しておくこと。物事にはトラブルがつきものであるが、最悪のケースを想定する、それが起きたらどうするのかを考えておくと、仕事のプロジェクトの進行が上手に進みやすい。

応用するとしたら?

「60点だとしたら?」という起点は変えてもいい。
問いを立てた人が、40点スタートの方が落ち込まない、次のスタートがきれる…ならそれでもいい。いや、それがいい。一喜一憂して地に足が着いていない状態が問題なのだから。

自己肯定感が高く80点スタートの人がいても、マッチョでパワフルだから20点スタートの人がいてもいい。それが多様性だ。

点数の幅も自由だ。決めていい。自己評価が高い人は10点刻みかもしれないし、マメ過ぎる人は2点でも多すぎると感じるかもしれない。自分がどれだけ進めるかは、そのプロセスを楽しめるかは人によってさまざまだ。自分にとっての幅を大事にすればいい。

そんな感じで自由度の高いメソッドである。

ちなみに、起点と歩幅を理解することは、相互理解にも繋がる。

友だちや仲間、パートナーと「この行動に対しては何点つける?この実績に対しては何点?」と感覚を共有することで、お互いの価値観も共有しやすくなる…はずだ。

まとめ

感情のエネルギーは想像以上にパワフルだ。

しかし、「好き・嫌い」や「快・不快」だけだと、継続的に何かをすることが難しいと僕は考えている。

自分のありたい姿を目指し、ふさわしい考え方や行動を習慣にすること。
会社の同僚や友人、パートナーや子どもに感謝したり、思いやりを持ってすること仲間ともに、何かを達成すること。これらは、感情に加え、理性の力をうまく使うことで、(持続的に)達成できることだ。

一喜一憂してしまう人は「もし私が60点だとしたら」という問いを投げかけてほしい。すると、スーッと頭が冴え、次の一歩が踏み出せるかもしれない。

最後に歩み続ける人に対して、僕が好きなマンガ、『宇宙兄弟』の伝説の宇宙飛行士ブラインアンさんの言葉でしめたい。ドアという表現で夢を追う人の歩みを描いている。素敵。

人の人生には、いくつもの”夢のドア”がある。

人は例えば「宇宙へ行く」みたいな大きな夢を持った時、目の前に現れたバカでかいドアに萎縮して向う側へ行くことを諦めちまう。
「開けられるわけがない」ってな。

だがビビることはないんだよ。
本当ははじめから、そんな”バカでかいドア”なんてものはない。
小さなドアがいっぱいあるだけだ。

”成長のドア” ”発見のドア” ”勝利のドア” ”賞賛のドア”、
他にもいろいろ見つかるだろう。

そしてその小さなドアを開けるたび、
君らの夢が1つずつ叶っていくのがわかるはずだ。
手探りでも何でもいい。
意地でも次のドアに手を伸ばしつづけることだ。

そんなことをしてる間に、気づいたら宇宙遊泳とかしてるかもよ?

(『宇宙兄弟』23巻、<<#222>>夢のドアより)

人の歩みは「決めて、行動して、学ぶ」の連続。

絶望のドアと希望のドアが多めだけど、問いを携えて歩み続けば…

景色が少しずつ変わり、実りのある人生になってゆくのではないか。

色々大変ですが、やっていきましょう。

「この記事は…60点だとすると」から私はスタートです><笑




最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます!少しずつ良い記事を上げていきますので、フォローしていただると嬉しいです!