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(未旅行記)3泊4日 長崎縦横無尽旅

知り合いが長崎の人と結婚することになり、11月下旬に佐世保で行われる結婚式に参列することになった。
が、コロナ禍で先行き見えない8月頃に、来年(2021年)10月に結婚式を延期するという連絡が入った(関東から親族や友人を複数招く予定だったから移動リスクを考えたら仕方のないことだろう)。
結婚式に併せて3泊4日の長崎旅行をする予定だったが、こちらも延期することにしたので、未旅行記として、練っていた旅行プランを記す。

11月26日(木)

羽田空港10:05JAL607便で長崎へ旅立つ。
長崎へは約2時間のフライト。長崎空港は大村湾の海岸から2kmほどの簑島という島を開発して造られた海上空港である。
空港でレンタカーを借りる。結婚式用のスーツなど荷物が多いので、3泊4日借りっぱなしである。

初日の宿泊先は、雲仙なので、島原半島に向かって南下する。
昼時なので、まずはランチだ。
空港にもチャンポン屋や寿司屋などもあるが、ちょっと値が張る。
大村市内の協和飯店さんのチャンポンも美味しそうだし、てん新さんの海鮮も良さそうである。
そんな中で、気になったのが、諫早市にある回転寿司屋「鬼へい」。地元の人が行く地元の回転寿司屋は、値段もお手頃で美味しい物が食べられるので、旅行の際によく立ち寄る。下手に観光客向けの海鮮料理屋に行くよりもオススメである。

昼食をはさんで、14:30頃に小浜に着く。
ここには、全長105mもある日本一長い足湯がある。足ツボ押しゾーンがあったり、ペットと入れる場所があったりもする。タオル必須である。
また、近くにの海っぺりにはインフィニティ温泉「波の湯 茜」があったり、お土産やジェラート屋もある。
ジェラートを食べて一休みしたら、雲仙に向かう。くねくねとした山道を登っていくと、少しずつ温泉の香りがし始める。

雲仙温泉の中心地にある雲仙地獄はぜひ立ち寄りたい場所である。蒸気と熱気が立ち上がる荒涼とした風景は、地獄と呼ぶのにふさわしい。大分別府温泉のようにバラエティがあるわけではないが、遠藤周作の沈黙の舞台でもあり雲仙地獄殉教地の碑が立っているなど歴史深い場所である。

この日は雲仙観光ホテルに投宿する。1935年開業のハーフティンバー様式のクラシックホテルで、建物は登録有形文化財となっている。
夕食はダイニングルームでフレンチのコース。
格式高いホテルで緊張感があるが、硫酸塩泉の温泉があるのでホッと落ち着くことができるのも、このホテルの良さである。

11月27日(金)

ホテルで朝食を済ませ、島原へと向かう。

南島原市内には、1990年に始まる雲仙普賢岳の噴火により被災した遺構が残っている。土石流被災家屋保存公園や旧大野木場小学校被災校舎のほか、噴火のことがわかる雲仙岳災害記念館もある。

島原市内は、島原城や武家屋敷、鯉の泳ぐまち、縁側が池に面した四明荘など、風情ある街並みである。

島原で昼食をとる。
もちろん海鮮もたくさんあるが、前日に食べてしまっている。
島原名物の具雑煮もなかなか美味しそうである。
地元で愛されているといことでは、鶏の白石さんは創業50年の老舗。島原市内はテイクアウト専門らしいが、南島原市の本店は食事可能だ。
島原市内でどこかお弁当を広げられる場所があれば、テイクアウトもありだ。

食事を終えたら、一気に北上して、佐世保市のハウステンボスへ向かう。
15時~、17時~といった入園チケットもあるので、ゆっくり訪れて園内に宿泊というのもオススメである。正直ハウステンボスは、イルミネーションなど夜のイベントがメインなので、日中だけ訪れて帰るのは絶対にやめたほうが良い。
宿泊は、ホテルアムステルダムとホテルヨーロッパで悩むことになるが、今回はホテルヨーロッパにする。
ただホテルヨーロッパのレストランはかなりお高め。ホテルアムステルダムのほうが若干カジュアルな感じである。
園内には佐世保バーガーの店もあるので、そちらでハンバーガーを食べて、ホテルのバーにしけ込むのも良い気がする。

11月28日(土)

この日の夕方から佐世保市内で結婚式がある。
日中は時間があるので、波佐見に足を延ばす。
波佐見焼は洒落たデザインのものも多く、窯元直営店が町内にたくさんある。すべて回りきろうと思ったら1日じゃ足りないので、事前の下調べも大事だが、飛び込みで入った店で掘り出し物あったりするので楽しい。
春や秋には陶器市が開かれるので、まずはそこを訪れてみるのもよい。
個人的なオススメはギャラリーショップNISHIYAMAである。

波佐見はランチスポットが難しい。雰囲気の良い洒落たカフェランチなんかもあったりするが、腹が膨れない…。
はさみ温泉湯治楼に併設されたピザ屋やレストランはなかなか美味しい。
陶器市の時期は、出店も出たりするので、それをつまみながらやり過ごすこともできる。

夕方の結婚式に備えて、はさみ温泉湯治楼でリフレッシュする。この温泉は信じられないくらいトロトロで、九州で最も好きな温泉の1つだ。

佐世保市内に戻り佐世保ワシントンホテルにチェックインする。中心に近く、アクセスが良い。礼服に着替えて、結婚式場に向かう。

11月29日(日)
最終日のプランは悩ましい。
3泊4日ともなれば、少し疲れが出始めているかもしれない。
長崎空港のある大村市には玖島城跡や遊具として活用されている戦時中に飛行機格納庫として造られた掩体壕、県立・市立一体複合型図書館ミライon図書館などなどゆっくり過ごすには良いだろう。

飛行機の時間があって、体力もあるなら長崎市内に行くのもあり。佐世保から高速を使えば1時間30分程度。

佐世保から、もっと北上して平戸に行くのも長崎縦横無尽旅としては正解かもしれない。

ただ今回は、羽田便の時間が良いのがなく、福岡空港から帰ることにした。
そうなると、佐賀か福岡で時間を過ごすことになる。
呼子に行ってイカを食べるのもいいし、糸島で牡蠣小屋もよい。観光するなら、唐津に行くのもよい。

と悩んでいるうちに、今回の旅行は頓挫してしまった。
次行ける時までに、気になるスポットを調べておくことにしよう。

未旅行記。

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