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誕生日に旅をする〜鳥羽・伊勢ひとり旅log〜

11月の某日、誕生日を迎えました。
ここまで生きてきた自分に何かしてあげたい。今までの人生、なんか大きなこと成し遂げたわけでもないけれど、自分なりに一生懸命生きてきたことに偽りはないのだし、そもそもこの年まで無事に生きてこられたこと自体が、ほんとはとっても凄いこと。

自分への誕生日プレゼントの候補は色々あったけど、最終的に選んだのは“伊勢参り

一生に一度はお伊勢参りという言葉があるくらい、昔から日本人にとって伊勢に詣でることは特別なことだったのでしょうね。
今では交通機関も発達して、昔ほど伊勢に行くことは難しいことではなくなったけれど、それでも何故か、わたしにとって伊勢は遠かったのです。

わたしのご先祖様は伊勢にルーツがあるそうで、父方の姓にそれが残されています。
調べると、どうも室町時代の頃に伊勢国から三浦に移り住んだようで、故郷と同じ名前を新天地に付けたそうで。
そんなこともあって、伊勢にはご縁を感じていて、だいぶ前から一度行ってみたいと思っていたのでした。

それでもなかなか行けなかったのは、タイミングというものだったと思うことにしています。
人にはそれぞれ、最善最良のタイミングというものがあるのです。ああ、今だなと思う流れはやってきます。それが、今回だった。


なんて、かっこよく言っちゃってますけど、行く前にはなんだかんだと迷い散らかしてました(笑)
誕プレの候補①ジムに行く費用、②部屋を思いっきり断捨離してデスク周りを新調する費用 、③旅費

この3択で迷って、デスク新調を選んだ翌日から、何故だかイライラが募るように(笑)
最終的に「冒険がしたいんだ」という内なる声が聞こえてきたので、③旅費に決定したのでした(笑)


 

冒険というほどの大掛かりな旅ではないけれど


わたしにとっては行ったことのない土地、乗ったことのない路線、使ったことのない経路などなどは、とてもワクワクすることなのです。
特に今回はこれ!

伊勢湾フェリーです!

渥美半島の伊良湖から鳥羽への船旅!
陸地ではなく湾を横切って行くなんてロマン!!
ロマンを感じたら、もうそれは冒険だ!

そして、今回の旅の目的は伊勢参りだけではありません。もう一つの旅のミッション、それは…

ラッコのメイちゃん、キラちゃんに会いに行くこと!
その可愛さ、賢さ、飼育員さんとのコンビネーションで大人気の2頭。その仕草がほんとに尊いのです。

今や日本での飼育数がたったの3頭にまで激減してしまったラッコ。メイちゃんもキラちゃんも、それなりのお年です。いつまでも元気に仲良くいてほしい。でも、見れる時に2人の泳ぐ勇姿、長きに渡って愛される生き様を、わたしのアイドルたちを、この目にしかと焼き付けたい!

わたしは鳥羽水族館へ行くのだ!

そう、それが伊勢湾フェリーで鳥羽へと向かう理由でした。

そして、わたしは気付くのです。

鳥羽と伊勢近いね?
あれ?二見浦なんてすんごい近い。
あれあれ?二見浦から伊勢神宮行くなんて、とってもいいルートじゃん!

ぴこーん!

はい、ルートが決定!

わたしの伊勢参りは、そんなヨコシマ(?)な気持ちからスタートしたのでした。

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