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休暇があっても旅行しない

今週火曜日から2週間ほど、休暇を取っています。

休暇と言っても、これまで溜まってしまっている超過勤務時間の代休の消化で、休暇というよりはこれまで働きすぎた時間の埋め合わせの休暇です。

季節は6月。ここドイツの6月は夏の始まりで、天気が良いと気温は25℃くらい。それほど暑すぎることはなく、また湿気が少なく爽やかな日が多いです。

そんな季節に2週間の休暇があったら、ドイツから気軽に行ける欧州の有名な観光地を旅行して楽しく過ごしたい!

。。。と思う方もいらっしゃると思います。

このような長い休暇を取る時には、僕はたいてい

休暇中の計画を立てない

ことにしています。計画というのは旅行の計画もあてはまります。
あらゆる休暇中の計画も立てないため、僕は休暇に旅行しません。何か目的や計画をあらかじめ考えた休暇は取らない、というのがより良い表現でしょう。

では休暇中に何をするか?

答えは簡単で

何もしない

です。

何もしないといっても、とくべつなことは何もしないという意味で、実際はいつもの家事や買い物をのんびり済ませる・自宅で読書したり音楽を聴く・(こうして文章を書いたり)勉強するのにまとまった時間しずかに机に向かう・散歩する、などをして過ごしています。

僕は、仕事柄いろいろなタスクを同時並行で済ますことが要求されることが常で、いつも何かの締め切りに追われている状態です。効率よくタスクを済ますために、仕事では様々な計画をかなりきちんと考えて(またはかなりきちんと考えられたタスク計画に従って)仕事をしています。

だから、計画を立てるというのを休暇にまで持ち込んであれこれ考えたくない。
これが休暇に旅行に行かない理由の一つ。

もう一つの理由は、僕は業務出張が比較的多いため、休暇くらいは自宅で静かに過ごしたいと考えているためです。

実は、休暇でプライベートな旅行に出掛けても、出張みたいな気分になってしまい、休暇としての旅行を楽しめなかったことがこれまで何度かありました。

例えば、プライベートな旅行なら目的地までの移動(鉄道や飛行機)も楽しく過ごすものですが、僕の場合には、目的地までの移動時間は無駄と考えてしまうことが多いです。移動中の鉄道の窓から見える風景・飛行機の中のサービスだって本来は旅行の楽しみですよね。でも僕はそうしたものにあまり気分が向かないことが多いです。これは業務出張が多いのが原因なんだろうなと思います。

旅をするのは楽しいことです。
旅は新たな発見や出会いの良いチャンスですよね。

どうやら僕は新たな発見や出会いの機会に恵まれ過ぎているようです。

僕は、体と心を休める時間があれば瞳を閉じて、これまでの発見や出会いを自分の中で静かに整理し考えることが必要なのかも知れません。