新しい時代
「自分たちが新しい時代を作っていくんだ」という気持ちや気概は絶対に必要だと思う。
当事者意識、とも言うのだろうか。
『平成最後の◯◯◯』
この枕詞になんだか辟易してしまって、少し前までは正直「元号が変わるからって騒ぎすぎじゃない?」なんて思っていた。
しかし、それと同時に、心の奥底には得体の知れない「後ろめたさ」みたいなものを抱えていて、最近やっとその正体が分かった。
僕は自分の人生を、知りもしない他人に預けようとしていたのだ。
どこかの誰かが勝手に作った時代や社会を間借りしたまま生きていくつもりだった。
きっとそうした方が楽なのだけど、自分のハンドルを他人に預けてはいけない。
ひとりの人間として、ひとりの音楽家として、その時代のスポークスマンになることを恐れずに生きていきたい。
たとえ、それが損な役回りだとしても。
それぞれが当事者意識を持って、その時代の主人公として生きていく覚悟を決める。
そうすれば、今よりもう少しだけ、世の中が良い方に変わる気がする。
きっと、今がその時。
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