天使ってほんとうにいるかもしれないって思ったときの話


半年後の海外長期滞在に向けて、身軽になるために家にあるものをぼちぼち断捨離中、見つけた本。

自分の持ち物は結構把握してる方だと思うのですが、それでも久しぶりにしまっていたものをとりだしてみるとまた新鮮な感じがする。「夢を叶えるゾウ3」で、「思い出せない持ち物は全部捨てる!」っていうのがたしかあったけど、きっとそのくらいでいいんだろうな。

本題に戻る。

2011年、思いつきでオーストラリアはバイロンベイに一人で飛び立った。

数週間滞在するつもりで、チケットが安かったから、という口実で、人生2回目の衝動的な旅行。衝動買いならぬ。

ただ、それまでずっとその場所は気になってた。ヨガをしてみたかった。時間があるうちに行きたいところに行きたかった。当時は仕事を辞めた後でとくになにもせずふらふら。海外にでる、と豪語してやめたけど、やっぱりまだワーホリに行く勇気はなかった。

当時はどちらかというとスピリチュアルに傾いていて、そういう不思議な話とか、宇宙のはなしとか、すきだった。いまもきらいじゃない。今は現実的とそれの中間だと思ってるんだけど。

12月末、クリスマス前に到着。空港について久しぶりの英語圏の国にわくわくして、ついて早々、日本では冬なのにフラペチーノを飲んで、物価の高さに驚いて、意味深な「学力」タトゥーをしたお兄さんをみかけておもしろかったのをいまだによく覚えている。

ユースホステルの女子ドミトリーに滞在して、まだまだシャイだったわたしはうまく入って行けなかったんだけど、そこに滞在してるいろんな国からの旅行者はみんな良い人だった。

ノープランのまま、まわりをうろうろしてみたり、何度も同じ服屋さんを見に行ったり、ビーチのカフェにいって表面は堂々としてるつもりなんだけど内心ドキドキしながら注文したり、公園で時間を忘れるほどお絵かきをして過ごしたり。

バイロンベイは本当にちいさなかわいらしい街で、ビーチが近くてちょっとヒッピーなかんじ。

あるとき街をうろうろ歩いていたら、ふと風がふいて腕に何かがあたったかと思ってみると、枝みたいな虫がいた。たしか、ナナフシだとおもう。子どもの頃に虫図鑑で見た以来で、本物を見るのははじめてだった。

ちょうどその場所に、小さな本棚があってそこではいろいろな古本が1ドルくらいで売っていたかと思う。そんなときに、見つけたのがこの本、"Working with angels"。

古本らしく誰かのメッセージが書いてあって、プレゼントだったらしく、なんか素敵だなあ、おもしろそうだなあ、と思って手にとってみて、買ってみることにした。

なんだかこれ読んだ方がいいよ、って言われているような気がして。

大丈夫だよ、って言われているような気がして。

もしかしたら天使っているのかなあっておもったよ。


たしか、結局最後までちゃんと読んでいないんだけど、なんとなく手元においておきたい本のひとつ。




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