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Baked Whole Whitefish/白身魚の丸焼き

ミュージカル『ハミルトン』の主人公アレクサンダー・ハミルトンが生きていた時代、どんな料理が食べられていたかまとめた本。

こちらに掲載されているレシピの材料と感想をまとめています。

料理する時の参考にしてみてくださいね。

どんな料理?


“turbot(ターボット)”という魚の料理なのですが、どういう魚なのでしょうか?

This recipe, originally written for turbot (a flat fish similar to flounder), works well with any similar-sized white, mild, and flaky white fish (e.g. black bass, branzino, or trout)
―The Hamilton Cookbook: Cooking, Eating, and Entertaining in Hamilton's World HAMILTON CKBK [ Laura Kumin ](p.78)

ターボットとは、カレイに似た魚の一種だそうですが、同じようなサイズの白身魚であれば問題ないそうです。例えば、ブラックバス、シーバス、カレイでも良いということでしたので、今回はカレイで作ることにしました。

材料


"Serves 2"とあったので、以下の材料で2人前が出来上がります。

・Whole, mild white fish about 2+1/2 to 3 pounds scaled, gutted, and fins removed. optional; Ask the fish store to remove the head and tale. Depending on the type of the fish, you may need two smaller fish each 1+1/4 to 1+1/2 pounds.
・1 cup dry white wine (enough to go about 3/4 of the way up the fish when it is plaed in a pan), plus a splash for sauce.
・1 tablespoon minced parsley
・1+1/2 tablespoons unsalted butter, divided
・1 tablespoon all-purpose flour
・1/4 teaspoon grond nutmeg
・1/2 teaspoon kosher or coarse sea salt
・freshly ground black pepper
・1/2 cup breadcrums, slightly moisted with melted butter
lemon slices
―The Hamilton Cookbook: Cooking, Eating, and Entertaining in Hamilton's World HAMILTON CKBK [ Laura Kumin ](p.78)

1つずつ説明していきます:

・Whole, mild white fish about 2+1/2 to 3 pounds scaled, gutted, and fins removed. optional; Ask the fish store to remove the head and tale. Depending on the type of the fish, you may need two smaller fishm each 1+1/4 to 1+1/2 pounds.
→ 白身魚…1匹2+1/2~3ポンド(1,137~1,365g)、うろこ、内臓、ヒレを取り除いたもの(頭と尾も切り落としておく)。魚によっては、1+1/4~1+1/2ポンド(568g~682g)を2匹

・1 cup dry white wine (enough to go about 3/4 of the way up the fish when it is plaed in a pan), plus a splash for sauce.
→辛口の白ワイン…1カップ(魚にかぶる程度)とソース用に少々

・1 tablespoon minced parsley
→ 刻んだパセリ…大さじ1

・1+1/2 tablespoons unsalted butter, divided
→ 無塩バター…大さじ1+1/2を細かくしたもの

・1 tablespoon all-purpose flour
→ 小麦粉…大さじ1

・1/4 teaspoon grond nutmeg
→ ナツメグ(粉)…小さじ1/4

・1/2 teaspoon kosher or coarse sea salt
→ 塩…小さじ1/2

・freshly ground black pepper
→ ブラックペッパー

・1/2 cup breadcrums, slightly moisted with melted butter
→ パン粉…1/2カップを溶かしたバターで少し湿らせたもの

・lemon slices
→ スライスしたレモン

作るときのコツ


「こうやって作るとより良い」ということがレシピの序盤に書いてありましたので、必要な部分だけ見ていきますね。

She suggests serving this fish cold, but I prefer it hot
―The Hamilton Cookbook: Cooking, Eating, and Entertaining in Hamilton's World HAMILTON CKBK [ Laura Kumin ](p.78)

ハンナ・グラッセはこの料理を冷やした方がオススメだと書いているそうですが、この本の著者ローラ・クミンは温かい方がオススメだと書いています。

それぞれどのように味が異なるのか比較したいので、温かいものと冷やしたものと両方試してみようと思います。

感想

難易度:★☆☆
味:★★☆
※いずれも個人的見解

今まで試した他のアメリカ料理よりも、複雑な味がする...。見た目も味もフランス料理のような上品さでした。

カレイはかなり淡白なので、バター、レモン、白ワインの味が前面に出てくるような感じのお味でした。

出来上がりすぐに頂くと、カレイの身がふわっとしていて、とろけるバターによく絡むような印象でした。バターと白身魚の組み合わせが苦手な方には、その香りがちょっときつめに感じるかもしれませんが、とてもお洒落な見た目なので、おもてなしに向いています。

冷やして翌日に食べてみると、全体的に味が落ち着き、私はこちらの方が好きでした。バターの香りも抑えられ、身も締まり、とてもさっぱりとしています。ソースも一緒に冷やしてしまうとバター部分が固まるので、一度電子レンジなどで温めてから、冷蔵庫で粗熱をとって頂くと良いですよ。

***

"The Hamilton Cookbook" は、アレクサンダー・ハミルトンが生きた当時を知るための本としてだけでなく、歴史をざっくり知るにも役立ちます。

当時の生活をイラストから想像しやすくなっているので、『ハミルトン』を別の角度から知るきっかけにしてみてください。



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