嫌われない、ではなく愛されるマーケティングを実現したい【Loview開発者インタビュー】
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嫌われない、ではなく愛されるマーケティングを実現したい【Loview開発者インタビュー】

Loview(ラビュー)by spicebox

スパイスボックスでは、先月SNS上のTwitter上のユーザー情報や投稿からスクリーニングすることで本当に聞きたいブランド顧客に出会える「Loview」(β版)を発表しました。

Loviewの詳しい説明はこちらから

今日は、Loviewを開発したメンバー2名のインタビューをお届けします。

※この記事は広報メンバーまつばらの記事の転載です。

遠藤 嵩良
スパイスボックスの経営戦略として、マーケティング市場全体の調査やSNSマーケティング市場の調査などを担いながら、グループ戦略として、子会社ガバナンスルールや企業価値算出、成長戦略などを通して子会社設立支援業務に携わり、立ち上げ後は中期経営戦略策定などの経営戦略や事業戦略にも従事。同時にスパイスボックスの事業戦略の領域では、ソーシャル上のブランドファンの発見からブランド戦略支援を行う新規事業を立ち上げた。

瀧野はるか
サービスデザイナー。スタートアップでPXのデザイナーとして働きながら、業務委託としてLoviewに参画。


社内の人を巻き込むために、まずはじめにしたこと

🐹遠藤:僕は、2021年の春にスパイスボックスに転職してきました。実は入社前から関わりのある社員さんも何人かはいたのですが、最初はほぼ仲間がいない状態から新規事業をスタートすることに。社内の人を巻き込んで、味方を増やしていくことが大変でした。

サービス開発の進捗や、日々の仕事に生かすことができそうなお役立ち情報のURLを投げるSlackのオープンチャンネル(#biglove)を作ってみたら、20人くらい入ってきてくれて、そこから徐々に仲間の輪を増やしていきました。

ーーSlackのオープンチャンネルは気軽に入りやすくていいですね。こうしたアイデアは何か他の新規事業の取り組みなどを参考にされたのでしょうか?

🐹遠藤:オープンチャンネルに関してはオリジナルというか、何か社員に興味を持ってもらえるきっかけになれば…と試行錯誤する中で作ることに決めました。

🐱瀧野:あとはサービスに関して何かアイディアや、仮説ができた時に社内の営業・プロデューサーたちにヒアリングしてクライアントのニーズを探る、ということもしました。

🐹遠藤:そうそう、スパイスボックスの社員はマーケティングのプロフェッショナルなので、有識者として彼らに意見を聞いてみたら、非常にためになるコメントをしてくれて。クライアントに刺さりそうなポイント、逆に改善した方がいいポイントを聞くことができたのはとてもよかったよね。

ーー社内の営業・プロデューサーへのヒアリングはどのように行ったのでしょうか? 説明会形式……?

🐱瀧野:説明会形式で話すのではなく、一人一人時間をいただいてお話ししました。説明会形式だとどうしても情報共有の場になることが多いので、一見非効率的でも意見を聞きたい人と対話できる時間を確保することは大切だと学びました。

ーーサービス開発と並行して、オープンチャンネルの立ち上げ(メンバー募集)、有識者へのヒアリングなど進めていくわけですが、今のメンバーはどのような経緯で集まったのでしょうか?(各メンバーの紹介やインタビューも今後公開予定です!)

🐹遠藤:オープンチャンネルで僕たちの投稿にいいねしてくれた人が多いかも。投稿に対してスレッドで感想や「このアイディアとかどう?」と意見を送ってくれたり。僕らのサービスのどこかに夢中になってくれそうなひとをお声掛けしてメンバーに加わってもらいました。

🐱瀧野:スパイスボックスでソーシャルトライブ調査(※1)やブランドエンゲージメント調査(※2)などSNSデータを活用したソリューション提供を行っているSocial Data Lab.のメンバーにも加わってもらいました。

※1・・・ブランドやブランドに関連する話題を投稿しているSNSユーザーのデータを分析し、興味関心軸ごとにトライブとして分類し文脈を導き出す、スパイスボックスのコンテンツマーケティング・ソリューション。

※2・・・生活者の本音をソーシャルリスニングによって抽出・分析し、企業やブランドのストーリーをソーシャルメディア上で広げ、認知や利用意向を高めていく、スパイスボックスのコンテンツマーケティング・ソリューション。

🐹遠藤:結果、いろんな人が間に入ってくれてLoviewチームができました。「この社員さん興味持ってるんじゃない?」「あの人に声掛けてみようか?」と社内の人がメンバー集めに協力してくれたことはとても嬉しかったです。現在Loviewのコアメンバーは6人になり、そのうち業務委託が2名、インターンが1名という構成で進めています。

みんな現業がある中で手をあげてくれてるから、利益を生み出さない開発段階でどのように稼働を割いてもらうのか(調整してもらうのか)は新規事業開発で問題になる点のひとつ。本人は挑戦してみたいと言ってくれても、上司やチームリーダーの理解がないと前に進めないこともありますね。

インフルエンサーマーケに愛を


ーーありがとうございます。そんなスパイスボックスで働く中で、Loviewのアイディアが生まれたきっかけや経緯を教えてください。

🐹遠藤:スパイスボックスに転職してから、インフルエンサーマーケについて考えることがありました。「インフルエンサーと企業(ブランド)がいい関係でいられること」「倫理的に正しいインフルエンサーマーケティングを考えたい」とか……。関わる人みんなが幸せになれるビジネスや、それを実現するためにすべき行動を探っていました。

インフルエンサーをフォローしているフォロワー、フォロワー数はそこまで多くないけれど、熱量の高いファンが根付いているマイクロインフルエンサー……インフルエンサーにも様々な方がいますし、一人の人間としてクライアントとなる企業とのいい関係づくりのお手伝いをしたいと考えていました。そこで前職でもつながりのあったサービスデザイナーの瀧野さんに声を掛けて、チームに加わってもらい、事業統括責任者の森竹さんに説明してプロジェクトが誕生しました。

🐱瀧野:そこからさらに進んで「どうしたら自然な口コミが生まれるのか」について模索していたよね。

ーーサービス名にも表れているように、「愛」がキーワードになっているようですが、このサービス名やコンセプトにはどのような想いが込められているのですか?

■Loviewの2つのミッション
・生活者と企業の愛を成就(カップル成立)させること
・マーケティング自体が信頼され、愛されること

ブランドのマーケティングに対して誠実さや信頼感を望む生活者が増えている昨今、ブランドに対して好意的な生活者との出会いを大切にするマーケティングへと改善していくことに注力していきます。

ブランドを愛する生活者が広告を信頼し、生活者とブランドの距離が近づくことで、今まで開示されることのなかった生活者の本音の情報が流通していくと信じています。また、その情報をブランドが活用することで、生活者が本当に求めていた新しいサービスが生み出される好循環が生まれると思っています。このサービスを通して、愛に溢れた社会の実現を目指します。

サービス名の由来でもある「LOVE YOU」は、ブランドを愛する生活者に、愛されるブランドを届けるため、私たちが、生活者の愛をみつけ、対話し、届けていくことを意味しています。生活者の愛の信号(飴と鞭)を見つけて、ブランドにお伝えし、双方の対話を見守り、円満なカップルになる秘訣を明らかにします。また公認カップルをふやすことで、自然に「私も好き!」を言いやすい世界をつくります。この状態が加速し、世の中が愛の景色でいっぱいに満ちることが、私たちのミッションです。

リリースより

リリースより
🐹遠藤:僕が事業を作るときに拘ったのは、「僕たちは正しいことをしている」と確信を持ちながら事業に取り組みたい、そういうビジネスモデルにしたいということです。マーケティング・セールスの仲間には「世の中を良くするサービスをお客様におすすめしていく」という思いが、デザイナー・エンジニア・カスタマーサクセスの仲間には「世の中を良くするサービスをお客様に提供していく」という思いが、苦しいことや大変なこともある新規事業を推進するための強い原動力になると思っていました。せっかく事業を興すなら、サービスに携わった全ての人が、サービスの成長を願うことができたら素敵だなと思っています。サービス内容も、ブランドとファンが良好な関係を持てるような愛のキューピッドのようなサービスになりたいと思っていて、このサービスをブランドやファンから愛されたら素敵だなとも思っています。

ーー「愛のキューピッド」はかわいらしい表現ではありますが、広告やインフルエンサーマーケの課題に取り組みたい思いから来ていたのですね。

🐱瀧野:もちろん既存の現状を維持する広告の需要はたくさんあるけれど、いつかは限界が来る。長期的に生活者も企業も私たち代理店も、みんなの役に立つサービスを作りたいという想いもありました。

社会のアップデートに取り残されてはいけない


ーー昨今は広告代理店への批判もよく見かけますよね。生活者が求めている、生活者のニーズに応えられる広告代理店について模索を重ねているのでしょうか。

🐹遠藤:今までの既存のビジネスモデルも壊さずに新しいことに挑戦していきたいと考えています。それは生活者だけでなく、同じ業界で働いているみんなにも共感してほしいから。今は事業会社がインハウスでマーケティングを専門にする部署を作ることが当たり前になりつつある。その中で僕たちはどんな価値を提供できるのか、それはインハウスのマーケティングをお助けする立場であり続けることだと思うんです。

事業会社がアップデートしているのに、僕たちがそのままではいけない。今までの提供価値はそのままに、さらに高い水準でサポートする必要がありますよね。

ーー今後、このサービスをどのようにしていきたいですか?

🐱瀧野:私たちと同じように広告業界で働く人たちも「広告」を取り巻く社会の状況やイメージ、既存ビジネスを思考停止で進めていくことには危機感を持っていると思うので、ビジネスとしては競合でも、同じ志を持つ仲間がいればぜひ一緒にやっていきたいです。

🐹遠藤:今までお付き合いのある企業(ブランド)だけではなく、競合企業、このサービスを知ってくれた生活者みんながLoviewのコンセプトに共感してくれること、サービス・広告やインフルエンサーマーケがより健全に機能する世界を一緒につくろうと考える仲間が増えることが目標です。

このサービスの最終着地はブランドとファンが健全なつながりになること。ファンとつながっている人たちも、ブランドとファンのつながりが良好であることに価値を見出してくれて、新たなステークホルダーになってくれることを目指しています。

ーー社内に向けてはどうでしょうか。

🐹遠藤:このサービスがやりがいを持つきっかけになったら嬉しいです。「売らなければいけない」逼迫感ではなく「このサービスをクライアントにオススメしたい」と自然に提案したくなるようなサービスにしたいです

🐱瀧野:私は、社員の「自社肯定感」を強くするものにしたいと考えています。「うちの会社にいてよかった」「面白いサービスがある」と思ってくれる社員が増えたらいいなと。Loviewに関わっていない社員にもそう思われるようなものにしたいです。身近な人に「最近どんな仕事をしているの?」「どんな会社にいるの?」って聞かれたときに「Loview」の話をしたくなる……とかね。

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Loview(ラビュー)by spicebox
「ソーシャルリスニング × ネットリサーチ」 Loview(ラビュー)はTwitter上のユーザー情報や投稿からスクリーニングすることで、本当に聞きたいブランド顧客を発見しアンケートやインタビューで深掘りできるツールです。 https://loview.webflow.io/