白酒(パイチュウ)に挑戦ですわ〜
今日は桃の節句!ひな祭りですわ〜!✧◝(⁰▿⁰)◜✧
ごきげんいかがでしょうか、お嬢様修行中の私です。
今回は、めずらしくお酒のレビューをしようと思っておりますの。それも中国の伝統あるお酒、白酒(パイチュウ、バイヂュウ)を。ひな祭りの時にいただく白酒(しろざけ)ではありませんわ……(白酒を買おうとしたらすでにどこにも売っておりませんでした)。間違えると大変なことになりますのでお気をつけあそばせ。
白酒(パイチュウ)とは何か?
中国の強いお酒ということくらいしか知らない私にも、みなさまにも、私がフォローしているこの方の記事を読むことが最適解となりましょう。いろいろなサイトやSNSを見て回りましたけど、こと中国酒の知識とそれにかける情熱において、私はこの方の右に出る方を存じ上げませんわ。
白酒とは、簡単に言えば中国の蒸留酒。米や麦、高粱、トウモロコシなどを原料とし、世にも珍しい固体発酵をさせて造るという、アルコール度数の強いお酒です。
固体発酵ゆえに、造る土壌の性格が如実に反映されるのか、香りの強い蒸留酒としても知られておりますわね。しかしその香りがあまり受け入れられないためか、日本ではガチの中国料理店くらいでしかお目にかかれないものでもあります。
この香りには系統があり、「濃香型」「清香型」「醤香型」「兼香型」その他に分類されているとのこと。ひとくちに白酒と言っても、香りや味わいがまったく異なるということですわね。
そんな中国の白酒を飲む運びとなったのは、先々月に上野恩賜公園で行われた春節祭のおり、魔人(パートナー)から白酒をプレゼントされたことに端を発します。
どうやら私の代わりに屋台の行列に並んでいたときにちゃっかり飲んでいたらしく、気に入ったひと瓶を送ってよこしたのです。それがこちら。
しかし、Don様の記事にもあるように、白酒には香りのパターンがいくつかありますので、これだけ飲んでも白酒の何たるかを語ることはできないでしょう。なので、
さあ、飲み比べいたしますわよー!ᕙ(@°▽°@)ᕗ
ヒコヒコ(匂いを嗅ぐ音)
香り……と申しますか、匂いは、遠慮せずに言えばトップノートに「インキみたいな匂い」があり、それが過ぎるとわずかに醤油を思わせる香りがかすかにします。
カッ(ひといきに飲み干す音)
ぬぬぬ……>.<
強いですわ!この中で一番アルコール度数が低いと言っても40度ですからね。『フフフ……ヤツは我々四天王の中でも最弱』『末席の新参者めが……』『我ら白酒のツラ汚しよ』などとはとても言えませんわ!
味わい自体はすっきりとした飲み口。さらりと流れていくイメージで、鼻に抜けるインキ臭とアルコール臭も長くはとどまらず、後味もあまり引きません。おそらく、カクテルベースとしても問題ない……もしくはカクテルベースとして作られたのでしょうか。
飲み終わったあとのグラスをヒコヒコすると、変わらずインキ臭がいたします。何かと混ぜると飛んでくれるでしょうか……
ヒコヒコ
ああああーなるほど、これはわかりやすいですわ。飲んだことが無いにもかかわらず、町中華で出てくるような気安い感じがいたします。インキ臭はなく、強い蒸留酒に特有のと申しますか、そんな感じの馴染みのある匂いです。
カッ
くのっ………!くっ……さすがに強いですわ!!!>.<
喉が焼ける感覚が江小白とは段違いです。しかし嫌な感じではありません、すぐさまチェイサーのお水を飲むと、お水に甘さを感じますわ。
これだけ強いと、味の濃いものが合うでしょうね。麻婆豆腐とか、揚げ春巻きとか……とてもではありませんけど、ひなあられや桜もちで対抗できるものではありません。
ヒコヒコ
!!!甘い!!!
とても甘い香りがいたしますわー!✧◝(⁰▿⁰)◜✧
糖の匂いの他に、凝縮した香り、なんらかの癖のある蜜のような香り、甘酸っぱい匂い。
カッ
???(@_@;)
強いには強いですけど、それよりも香りの存在感の方が大きいですわね。まるでお花が一気に開く感じでしょうか。チェイサーのお水を含むとそれらの感覚は急激に失われるので少しもったいない気がしますわ。
飲み下しても、いつまでものどの奥に香りが残ります。はちみつを大量に口に入れて飲み込んだときのような感じに似ていますわね。グラスの底に残った香りのラストノートもはちみつに近い気がします。これはどのようなお料理に合うのか、異質すぎて想像ができませんわ……
白酒飲み比べ、ショットグラスに一杯ずつでしたけど、かなり効きますわね……まあ、ショットとはいえ、あんなになみなみと注ぐものではありませんでしたわ。ちなみに量も飲み方も本場に準じたつもりでおります(・∀・)
江小白と二鍋頭はカクテルベースとしても使えると思いますわ。問題は沱牌六粮ですわね。
これはたぶん、そのまま飲むしかないと思います。割って飲むのはもちろん、チェイサーすらもったいない気がいたしますもので……
お酒好きの父にも飲ませましたけれども、沱牌六粮は「クセがある」の一言で、あまりお気に召さなかったご様子。私は嫌いではありませんので、自分でちびちびといただきましょう。
さて、「四天王」と言っておきながら三つしか出ていないではないか、とお思いでして?
ええ、実はございますのよ。
四本目……
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
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