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海外に行って、視野を広げるとはどういうことか。

留学したい。ワーホリしたい。世界1周したい。
その想いが抱かれるのには、何らかの理由があると思います。

その理由に『自分の視野を広げたい』という理由が含まれている方は多いのではないしょうか。私も初めて留学した時、英語力の向上と視野を広げることが大きな理由でした。

ただ当時は視野を広げるの意味とか、なんで視野を広げたいのかが自分の中ではなんだか漠然としていて。

2度の留学を経験した今、私なりの『視野を広げるということ』がだんだん見えてきたような気がしたので、今日はそれについて書いていけたらいいなと思います🌱

【私の軽い自己紹介】
・5歳の時、3か月ゴールドコーストの小学校に通う
・20歳の時にパースのCurtin大学へ交換留学
・大学卒業後、バンクーバーで国際ビジネスを学ぶ
・今年の春からゴールドコーストへワーホリに行く

視野を広げるとは。

視野を広げること。それは、自分の経験値を広げることで、自分を形成する価値観・知識・思考の幅を広げ、そして人生の選択肢の材料を増やすことだと思います。
これは、様々な価値観や考え方、景観や生き様に直接触れ、直接見て、直接体験することでしか得れないものだと私は思います。

さらに細分化していきます。

1.自分の経験値を広げる

視野を広げるうえで欠かせないのは、実際に体験することです。

海外に行くと、全てが不安で、全てが新しくて、全てが新鮮です。

例えば、文化・言語・履歴書の書き方・銀行の口座開設の仕方・お酒の買い方・働き方・職の探し方・街の移動方法。

思い通りにいかず、悩んだり苦しい時期もありますし、履歴書の書き方や銀行手続きなど、調べるだけで1日終わってしまう日もあります。
今までとは全く違うやり方で1つ1つ課題をクリアしていかなければなりません。

人柄も、国や地域が違えば違ってきます。
日本人は誠実で何かときちんとしていて、南米人はパーティーピーポーがデフォルトだし、カナダでは麻薬が合法だし、オーストラリア人は良くも悪くもお金に超おおざっぱだし、イタリア人は距離感は近いし超ルーズだし、東南アジア人は家族や友達をこれでもかというほど大切にして温かい人が多いです。私の友人には食べ物を手で食べる人もいました。

特にオーストラリアやカナダは移民国家で多くの人種が混ざりあっているので、本当に色々な人と出会います。

どの部分を切り取っても、日本にいる感覚で物事は進んでいきません。詐欺にあいそうになったり、そう思えば知らないご夫婦が車で目的地まで載せて行ってくれたり。

また、海外に住むことで、様々な国や様々な人の「当たり前」に出会います。もはや何を当たり前と呼ぶかもわからなくなってきて、当たり前なんかこの世にはないんじゃないかとも思ってきます。

自分の固定概念がらどんどん無くなっていく感じですかね。

このように、海外で色々なことを経験することで自分が知らなかったことや、考えてもみなかった生き方に日々出会うことになります。

2.経験から、価値観・知識・思考の幅が広がる

そうやって過ごしていくうちに、見聞き体験した全ての価値観や考え方、生き方、感じたことが自分の経験値となります。

まっっったく違う文化的背景を持った人の話を聞いたり一緒に過ごすことで、いつの間にか自分の中にある「価値観・知識・考え方」の材料が増えていくんです。

全ての体験が自分の新しい知識となり、そこで感じたことが思考となり、気づいたら海外に来る前よりも多くの考え方で溢れます。そして、その思考や肌で感じた「なんかこの生き方いいな」というのが自分の価値観を新たに形成していきます。

それだけではなく、色々な生き方や考え方を知ったからこそ、他の人の価値観をすんなり受け入れられるようになります。

プライベートでも仕事でもそうです。
全然違う価値観を持った人の意見でも、なるほどそういう考えもあるんだね、とすんなり受け入れられるようになります。それは、自分が様々な人の考え方に触れ、様々な生き方を知り、そこに固定概念がなくなっているからだと思うんです。

これが『視野が広がった』状態なのだと私は思います。

それは海外に行くことでしか得られないのか。

賛否両論あるかもしれませんが、現時点での正直な私の感想は、YESです。

知見を広げる、自分の価値観を形成するものを増やすという意味では、Yotubeで話を聞いたり本を読んでみたり。これでかなり大きなものが得られるのではないかなと思います。今の時代って、本当に学びやすい時代です。

ただ、視野を広げるという観点から見ると、私は海外に行くことでしか得られないものは必ずあると思っています。

(まず大前提として、視野が広くなくてはいけないとは思いませんし、視野が広いことが人を幸せにしてくれるのか私自身分かりません。
人生の選択肢が多ければ多いほど、迷う事が多くなります。実際の実験で、選択肢が無限にあるよりも少ない方が幸福である、という実験結果も出ているくらいです。)

なぜ、私がこの問いに対してYESと答えるのか。
それは、やはり日本人は日本人としての価値観が根底に築かれていると思うからです。
日本人の中にも色々います。ただ、世界的規模で見たら、日本人が持つ価値観とか考え方の大まかなところって、すごく似ている気がします。

私は生まれも育ちも日本ですが、小学校に上がる前に3カ月程ゴールドコーストの現地小学校に通っていました。また、母が外資系の企業で働いており海外の人との関りがあったりで、それ以降、海外志向は強まるばかりで、なんとなく、私は考え方とか日本人ぽくないかもとか思っていたんです。

それでも、実際に海外に住んでみて感じたのは「私ってやっぱり日本人なんだ」ということです。世界中の色々な人と話してみると、自分が考えたこともないような考え方や価値観、生き方がポンポンでてきます。

過去にどんなことがあって、なぜ今に至るのか。その人は今までどんな景色を見て、どんな人生を歩んできたのか。聞いてみるとそれだけで自分の世界がすごく開けたような感じがします。

あとは、『実際に、全く言語も文化も環境も違う土地で自分で暮らす』ことでしか見えないものって少なからずあるんですよね。
大変できつい方が多い時期もあります。日本と同じやり方では通用しないことがほとんどの環境下で、今までの枠を超え、そこで自分がどう考えどう行動するか。

これも、自分の視野を広げてくれる材料だと思います。そういった意味で、海外で生活することでしか得られない経験や考え方というものは必ずあります。

視野が広がるとどうなるか。

私もまだこの答えはいまいちよく分かっていません。
これを上手く言語化できるほど、留学してからの社会人経験もなく、留学経験を生かして人や社会に還元しながら何かを成し遂げるということをしていないからなのかなと思います。

なので、これからのオーストラリア留学やその先の色々な経験を通して、自分で身をもって体験しながらこの答えを出せたらいいなと思います。

ただ1つ例を上げるとするならば、大学を卒業してカナダに留学して、さらにオーストラリアにワーホリに行く。これに対して罪悪感もなく、ただ前向きに楽しもうと思えるのは、どのタイミングでも自分の心踊ることをしていいんだという、留学で感じたある種の「生き方」が自分の中にストンと落ちているからかなと思います。

とは言え、ただ何も考えずに過ごしていては私自身満足しないので、何を達成して帰国したいかはしっかり考えたいところです👀
私の経験がいずれ誰かの役に立つ、そんな学びや感受性を得ながら生活したいと思います。


ダラダラと長くなってしまったかもしれませんが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました🥺

そしていつも私の記事を読んでくれる皆さま、フォロワーの方々、感謝でいっぱいです🥰
少しでもそんな皆さんの役に立てるような記事を書いていけるよう頑張ります!

それではまた次の記事をお楽しみに( ´ ▽ ` )ノ


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