純真無垢

ぽんちゃんは決まって、私が出かける準備で慌ただしい時におもちゃを全部持ってきて並べます。

「どれであそびましゅか～ ？」

もう、お留守番が嫌なのが痛いほど伝わってきて切なくなります。

私は若い頃からわんちゃんを飼っていますが、若い時はぜんぜん割り切れていたことが、今は全く割り切れないのです。

淋しいんだなぁ、ひとりは退屈だし嫌なんだなぁって思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう。

子供を育てて早11年になりますが、子育てを通して人としてかなり成長させられ無償の愛を知り、そして年を重ねてより無償の愛を注げるようになった今では、わんちゃんに対してもクールにできなくなってしまって、いちいち情にほだされっぱなしというか…我が子や愛犬の気持ちが手に取るようにわかってしまいます。

動物は損得勘定一切なしに、純真無垢でまるで幼い子供のように真っ直ぐ飛び込んできますよね。

それが本当に愛おしい。

だからこそ全力で守ってあげないといけないし、愛情をしっかり与え続けていかないとですよね。

無邪気なぽんを見ているとつくづく思います。